「中学受験」の版間の差分

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中学受験で、[[学力]]中堅校・難関校に合格を目指す場合はそれ相応に学力を高めなければならない。一般的な公立小学校では中学受験対策の[[授業]]を行わない(一部の私立小学校は私立中受験にも熱心である)ため、[[学習塾]]・[[予備校]]に通ったり、あるいは[[参考書]]・[[通信教育]]を利用したりして、独自に対策を講じることになる。
 
公立学校の[[学習指導要領]]が[[ゆとり教育]]路線を走っているため(2011年以降は[[脱ゆとり教育]]の実施で改善されている)、以前は公立小学校の授業のみでもある程度は充実した学力が身にき、中学受験にも対応できたといわれているが、現在はほとんど不可能になっているといわれている。私立中学校の受験においては、2002年学習指導要領で削除された内容も出題されているケースも多いからである。
 
=== 学習塾 ===
中学受験のための[[学習塾]]は進学塾と称され、公立[[小学校]]の学習進度よりも速く進む、しくは扱っていない内容(特に2002年学習指導要領で教科書から削除された内容)も扱うカリキュラムを組んでいるのが特徴である。難関校志望者向けに特別なプログラムを用意する進学塾もある。{{要出典|date=2017年7月}}
 
一般的に、中学受験をする場合、学習塾に通う生徒の割合は高いとされている。一方、学習塾通いが要因で学校の授業や行事を軽視する、遊び時間や[[睡眠]]時間が削られる、夜道を歩くのが危険など子供の生活や安全が蝕まれるとする意見もある。{{要出典|date=2017年7月}}
 
===自習===
中学受験対策を行う[[学習塾]]が近辺にない、または費用を節約したい場合、[[通信教育]]や[[参考書]]を利用して[[自習]]をすることになる。本人の意欲が低い場合はあまり成果が上がらない方法であるが、自習の力が身にけば、後々のちのち有意義であるというメリットもある。
 
中学受験用参考書は一般に分厚く、検定済教科書の内容をはるかに超えている(2002年に教科書から削除された内容も当然記載されている)。代表的なものとしては「応用自在」や「受験全解」や「特進クラス」シリーズがある。[[数学]]の教材で有名な[[東京出版]]も[[算数]]の参考書を出版している。
 
[[四谷大塚]]では「予習シリーズ」という自宅学習用教材を利用しているため、学習塾に通っていても自宅学習をする場合もある。この「予習シリーズ」は四谷大塚に通っていなくても、本部で購入することができる(市販はされていなくおらず、通信販売で購入)。
 
===模擬試験===
通塾であれ家庭学習であれ、身についた学力を測定し、志望する学校への合格可能性をさぐるために[[模擬試験]]を利用することになる。模試は首都圏では・[[四谷大塚]](合不合判定模試)・[[日能研]](日能研全国公開模試 旧センター模試)・首都圏模試が、多くのシェアを占めている。
 
また、関西では各学習塾が個別に模試を行うことが多い。中学校の入試科目数にあわせて、4科と2科の偏差値を分けて出す模試もある。また6年生には模試ごとに出願先を調査して、学校別の出願動向、偏差値、難易度といったデータを提供している。
 
中学受験時の模試を受けるのは小学生のうち受験対策をとっている比較的学力上位層に限られるし、そもそも日本の私立中学校生徒数は6%程度(文部科学省「学校基本調査」/平成17年度)でしかないため、かなり少数精鋭の集団である。
 
しかし、[[高校受験]]時は高校進学者・そのうちの模試参加者ともに中卒者の多数を占め、[[大学受験]]時も、大学進学者・そのうちの模試参加者ともに高卒者のかなりの割合を占める。<!--そのため、中学受験時の受験生・学校の[[学力偏差値]]は、高校・大学受験時の偏差値と比べて低く出る傾向がある{{要出典}}。すなわち入学偏差値が40程度の中学校の、併設高校の入学偏差値が50以上であるようなことが多い{{要出典}}。-->