「フィップル」の版間の差分

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フィップルという語句は詰め栓を意味し、厳密にはウィンドウェイを形成する主に木製のブロックを指す。
 
「フィップル・フルート」は言い換えれば、横吹きでなく縦吹きのフルートとうことができる。
 
== 仕組み ==
[[Image:Recorder300px.png|right|frame|[[リコーダー]]の頭部断面図<br />(A) フィップル<br />(B) ウィンドウェイ(空気の通り道)<br />(C) ラビューム(エッジ)]]
[[:Image:Recorder300px.png|リコーダーの頭部断面図]]で示しているフィップル (A) は奏者の息がウィンドウェイ (B) に沿うように空気の流れを制約する。B(B)から出た息は、硬い刃のようなエッジ (C) に導かれ、筒長(エッジ~開放[[音孔|指孔]]管距離)に応じた定在波とエアーリードの振動が共鳴を起こすことで音が鳴る。このようなウィンドウェイを有する楽器の特徴としては、エッジに当たる息の流れが固定されることから、フルートのように奏者が自らのアンブシュア(口形)によってエアーリードを形成する必要がく、ゆえに初心者でもそれ程練習することなく容易に安定的な音を鳴らすことができる。
 
一般的に歌口部分のボア(穴)の内径は、楽器中部のボアの内径の1/32であり、多くの場合[[長方形]]もしくは平らな[[菱形]]の断面をしている。