「超対称性粒子」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2011年4月}}
'''超対称性粒子'''(ちょうたいしょうせいりゅうし、{{Lang-en|supersymmetric particle}}、SUSY粒子) は、[[超対称性理論]]によって存在が予想されている、既存の粒子に対し、[[スピン角運動量|スピン]]が1/2ずれただけで、[[電荷]]などは等しい[[素粒子]]。スピンが1/2ずれているため、既存の[[フェルミオン]]に対し未知の[[ボソン]]、既存のボソンに対し未知のフェルミオンが予想されている。ボソンとフェルミオンの対応する相方を'''超対称性パートナー''' (supersymmetric partner) という。
 
現在の宇宙ではこのような粒子は観測されていない為、少なくとも低エネルギーでは超対称性は破れており、超対称性の破れによって粒子とその超対称パートナーの質量が異なっていると考えられている。2008年より稼働した[[CERN]]の[[加速器]][[LHC]]での発見が期待されている。
 
超対称性粒子の中で最も軽いものはLSP (Lightest Supersymmetric Particle) と呼ばれる。{{Lang-en|R-parity}}の保存を仮定すればその粒子は崩壊しない安定粒子となるため、LSPが電気的に中性であれば[[暗黒物質|ダークマター]]の候補となる。
 
現在の宇宙ではこのような粒子は観測されていない為、少なくとも低エネルギーでは超対称性は破れており、超対称性の破れによって粒子とその超対称パートナーの質量が異なっていると考えられている。実験での直接探索では[[:en:Large_Electron–Positron_Collider|LEP]]や[[テバトロン|Tevatron]], 2008年からは[[CERN]]の[[加速器]][[LHC]]でも行われているがこれまでのところ兆候は見つかっていない。<ref>{{Cite web|title=SupersymmetryPublicResults < AtlasPublic < TWiki|url=https://twiki.cern.ch/twiki/bin/view/AtlasPublic/SupersymmetryPublicResults|website=twiki.cern.ch|accessdate=2019-04-21}}</ref><ref>{{Cite web|title=PhysicsResultsSUS < CMSPublic < TWiki|url=https://twiki.cern.ch/twiki/bin/view/CMSPublic/PhysicsResultsSUS|website=twiki.cern.ch|accessdate=2019-04-21}}</ref>
 
== 命名法 ==