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== 収録曲 ==
{{注意|楽曲の内容と関係の無いエピソードは記載させないで下さい。|date=2019年4月}}
# '''HOLD ON (It's Alright) ''' (5:00)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:[[岩本えり子]]/編曲:桑田佳祐 & [[ROCK AND ROLL HERO#参加ミュージシャン|THE BALDING COMPANY]])
#:アルバムリリース後の全国ツアー『けいすけさん、色々と大変ねぇ。』で1曲目として歌われた。[[ボブ・ディラン]]を意識した作風で<ref name="student" />、アルバム中でも最初に作られた曲であり、レコーディングの開始時からライブの1曲目で歌うことを見据えて制作された曲で、「僕のステージを見て頂戴」「僕のブルースを聞いて頂戴」という歌詞に現れている。桑田はこの曲について、「メッセージソングとはちょっと違っていて、歌で何かを変えてやろうではなく、大衆の声として。世の中の欺瞞や矛盾を皮肉ってみせる、というか」「感覚としては[[クレイジー・キャッツ]]の『[[おとなの漫画]]』に近い」「風刺というよりは酔っぱらいの愚痴みたいになっていたりもするんだけど、自分で言うのもナンだが、この曲は歌も演奏も素晴らしい」と語っている<ref>桑田佳祐『やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』p140 新潮社、2012年</ref>。
# '''ROCK AND ROLL HERO''' (4:40)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:[[トミー・スナイダー|Tommy Snyder]]/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY/管編曲:[[山本拓夫]])
#:自身出演の[[コカ・コーラ]]「No Reason」キャンペーンCMソング。
#:当時世の中に流れていたニュースに刺激され作られた楽曲で<ref>サザンオールスターズ会報 代官山通信 vol.137 12ページより</ref>、歌詞は[[日米関係|日本とアメリカの関係]]をパロディー的に表現したものになっており<ref name="the band">桑田佳祐『やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』p104 – 105 新潮社、2012年</ref>、アメリカの音楽に刺激や影響を受けた桑田自身への自嘲が入り交じっているともいわれている<ref name="自嘲">[https://www.sas-fan.net/special/RRH/review/songs_r.html#M2 SONGS REVIEW]</ref>。また、「『NO』と言えぬまま、米国に追随する政治家がいるならば、彼等を選んだ我々国民も同罪」といった考えも語っている。歌詞で使われている[[コカ・コーラ]]という単語は[[清涼飲料水]]ではなく[[麻薬|ドラッグ]]の隠語の意味である。
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#:[[Suchmos]]のボーカルで桑田と同じ茅ヶ崎市出身の[[河西洋介|YONCE]]は、11歳の頃にこの曲を聴いて歌詞の社会性に感銘を受けたことを述べている<ref>「Pen」 2017年 09月01日号 No.435 p88より</ref>。
#:本作収録の新曲としては、唯一[[ミュージック・ビデオ|PV]]が存在している。内容は、レコーディング風景や同年初出演した[[ROCK IN JAPAN FESTIVAL|ROCK IN JAPAN FES.02]]でのライブ映像に音源を組み合わせたダイジェスト的なもの。このPVは、『桑田佳祐 ビデオクリップス 2001〜2002 D.V.D. WONDER WEAR』に収録された。
# '''或る日路上で ''' (3:48)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
#:曲名の通り、或る日路上で起こった交通トラブルが歌詞になっている。[[ダウンタウン (お笑いコンビ)|ダウンタウン]]が司会を務めた音楽番組『[[HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP]]』([[フジテレビ]])のトークで桑田が述べた[[小川菜摘]]との交通トラブルが元になったとの噂は、桑田自身が否定している。一方で歌詞の中には「怒号の渦巻く down town」というフレーズが存在している。
#:なお、桑田はこの曲が発表されて以降も2004年にサザンとして『[[HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP]]』([[フジテレビ]])に出演しており<ref>[https://www.fujitv.co.jp/HEY/onairlist401-450.html HEY! HEY! HEY! 過去の出演者一覧表#401-#450]フジテレビ</ref>、プライベートでは『[[ダウンタウンDX]]』([[日本テレビ]])をよく見ている事を「BRUTUS」2011年3月1日号で述べている<ref name="dx">「BRUTUS」2011年3月1日号p.57。</ref>{{Refnest|group="注"|桑田は「BRUTUS」2011年3月1日号の中でよく見るテレビ番組として『[[ホンマでっか!?TV]]』([[フジテレビ]])、『[[踊る!さんま御殿!!]]』([[日本テレビ]])、『[[爆笑問題のニッポンの教養]]』([[NHK総合テレビジョン]])、『[[ダウンタウンDX]]』([[日本テレビ]])、『[[笑点]]』([[日本テレビ]])を挙げている<ref name="dx" />。}}。
#:また、小川と[[浜田雅功]]の息子である[[ハマ・オカモト]]はサザン及び桑田のファンである事を述べている<ref>[https://twitter.com/hama_okamoto/status/42034454679662592 ハマ・オカモト @hama_okamoto 2011年2月27日のツイート]</ref><ref>[https://twitter.com/hama_okamoto/status/366189118058790912 ハマ・オカモト ‏@hama_okamoto 2013年8月10日6:27のツイート]</ref>。
# '''影法師'''<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY/弦編曲:[[島健]])
#:コカ・コーラ「No Reason」キャンペーンソング。
# '''BLUE MONDAY''' (4:48)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
#:曲調から歌い方まで[[ジョン・レノン]]を強く意識しており、「ジョンが歌ったらこんな感じになるかな」という思考で制作された。
# '''BLUE MONDAY'''(4:48)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
#:同じ[[ビクターエンタテインメント|レコード会社]]所属で、[[青山学院大学]]の後輩である[[LOVE PSYCHEDELICO]]が、[[コーラス (ポピュラー音楽)|コーラス]]として参加している。[[ニュー・オーダー]]の『[[ブルー・マンデー (ニュー・オーダーの曲)|Blue Monday]]』との関連はない。
# '''地下室のメロディ''' (3:404)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
# '''[[東京 (桑田佳祐の曲)|東京]]''' (6:28)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
#:8枚目シングル。
# '''JAIL 〜奇妙な果実〜''' (3:42)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
# '''東京ジプシー・ローズ''' (4:19)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
#:レコーディングに行き詰まった桑田が、スタッフに[[SMクラブ]]に連れて行かれたときの情景が歌詞になっており、副題の[[奇妙な果実]]は、[[ビリー・ホリデイ]]の楽曲から引用されているが、本作での“'''果実'''”とは、SMクラブで裸で吊るし上げにされた男性スタッフの'''[[陰部]]'''を指しており、ビリー・ホリデイのそれとはテーマがあまりにもかけ離れている。
# '''東京ジプシー・ローズ'''(4:19)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
#:タイトルの「ジプシー・ローズ」とは[[ストリップ (性風俗)|ストリッパー]]を指している。
# '''どん底のブルース''' (4:55)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:桑田佳祐 & [[小倉博和]])
#:社会で起こっている問題を切り取り、ひたすらどん底の境遇に陥ったことを歌っている。大畑幸子は「自分の安泰や利益のためには犠牲もかえりみない、そんな社会のあり方を嘆き、自らもその中のひとりであることを認識しながら社会の矛盾を鋭く突いた歌詞は、悲痛な叫びとともに胸を切り裂くほど。衝撃的な1曲だ」と評価している<ref name="自嘲" />。後に桑田はこの曲の歌詞を「ちょっと青臭いかな」と自己評価している<ref>[[TOKYO FM]]「[[桑田佳祐のやさしい夜遊び]]」2012年6月2日放送分より</ref>。
# '''[[東京 (桑田佳祐の曲)#収録曲|夏の日の少年]]''' (4:24)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
#:発売年の年越しライブで演奏された際、3番の歌詞がこのアルバムの発売と同時期に表面化された[[北朝鮮による日本人拉致問題]]についての歌詞に変えて歌われた。
# '''[[東京 (桑田佳祐の曲)#収録曲|夏の日の少年]]'''(4:24)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
#:シングル「東京」のカップリング曲。
#:シングルバージョンと基本的に同じだが、一部ボーカルが別テイクである。
# '''質量とエネルギーの等価性''' (5:40)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY)
#:アルバムの流れである一昔前のロックではなく、21世紀型のロック的な曲。詞の内容は[[相対性理論]]で、一文一文は意味が通るが、詞全体を通してあまり深い意味は無い。歌詞中には、[[ケミカル・ブラザーズ]]や[[ビートルズ]]、そして桑田本人の名前も登場する。
# '''ありがとう''' (4:09)<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:桑田佳祐 & [[原由子]]/弦編曲:島健)
#:伴奏はピアノとストリングスのみであり、このアルバムのコンセプトとは大きく異なる曲で、大畑幸子は「清らかな小学唱歌を思わせるクラシカルなナンバーだ{{Refnest|group="注"|桑田は雑誌やラジオなどで小学唱歌へのリスペクトを度々公言している<ref>「BRUTUS」2011年3月1日号 p.41</ref><ref>[https://twitter.com/sasfannet/status/992788862584827904 サザンオールスターズ official @sasfannet 2018年5月5日のツイート]</ref>。}}」と評している<ref name="自嘲" />。歌詞には桑田を育んだ[[茅ヶ崎]]への思いや、自分に関わったすべての人たちへの感謝が綴られている<ref name="自嘲" />。冒頭の歌詞である「松の花咲く 砂の道」は桑田の母校、茅ヶ崎小学校の校歌の歌詞から引用したものである。アルバムのラストを飾るバラードとして、作曲・レコーディングも最後に行われた。リリース直後のツアーでは唯一演奏されなかった。それ以降のライブでも演奏されていない。桑田の楽曲としては実質初めて[[ヘ長調]]で制作された
 
== 参加ミュージシャン ==