「ベニバナセンブリ」の版間の差分

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スウェーデン語: flockarun
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== 分類 ==
{{節stub|学名の遷移について|date=2019年4月}}
[[カール・フォン・リンネ|リンネ]]は[[1753年]]の『[[植物の種]]』({{Lang-la|''[[:en:Species Plantarum|Species Plantarum]]''}})においてベニバナセンブリを {{Snamei|Gentiana centaurium}} として[[記載]]している。現行の学名 {{Snamei|Centaurium erythraea}} は[[カール・ゴットロープ・ラフン]]により1800年に記載されたものである<ref name="PL" />{{Refnest|group="注"|植物の学名では[[学名#属名と種小名|トートニム]](属名=種小名となること)が認められていないため、{{Snamei|Centaurium}} 属に移動された時点で最初の種小名 {{snamei|centaurium}} を使うことができなくなる<ref>[[国際藻類・菌類・植物命名規約]] [https://www.iapt-taxon.org/nomen/pages/main/art_23.html 深圳規約第23.4節]</ref>。このためリンネが最初に与えた種小名が変更されている。}}
 
[[ケンタウリウム属]]({{Snamei||Centaurium}})は ''The Plant List'' (2013) では31種、Hassler (2019) では30種が認められており、ベニバナセンブリ以外には[[ハナハマセンブリ]]({{Snamei|pt|Centaurium tenuiflorum|C. tenuiflorum}})や[[ケンタウリウム・プルケルム]]({{Snamei|en|Centaurium pulchellum|C. pulchellum}})およびその変種[[コゴメセンブリ]]({{Snamei|C. p.}} var. {{Snamei|altaicum}}; {{Lang-zh|[[:zh:百金花|百金花]]}})といったものが属している。属名は[[ディオスコリデス]]がベニバナセンブリに対して用いた[[ギリシア語]] {{Lang|grc|κενταύριον}} に基づくが、これは[[#民俗]]で触れる逸話によるものと思われる<ref name="園2">佐野・塚本 (1988).</ref>。邑田 (2003) などのように「[[シマセンブリ属]]」としている資料も存在するが、その[[シマセンブリ]]は2004年発表の ''Taxon'' 53: 725 により {{Snamei|Centaurium japonicum}} から {{Snamei|sv|Schenkia japonica}} に分類が変更されており<ref name="mh" /><ref>米倉・梶田 (2003-).</ref>、{{Harvcoltxt|伊藤|井鷺|2018|p=xvii}} のように{{Snamei||Schenkia}}属を指して「シマセンブリ属」と呼ぶ例が見られるようになっている。