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{{Main|スプリングトレーニング}}
[[File:Spring training.jpg|thumb|left|250px|スプリングトレーニングの試合風景]]
シーズンが始まる前の2月中旬から3月下旬にかけて日本の[[キャンプ (日本プロ野球)|春季キャンプ]]にあたるスプリングトレーニングが行われる。このキャンプが行われる時期はまだ気温が低く雪が降るなどの地域があるため、暖かい地域の[[アリゾナ州]]と[[フロリダ州]]にある[[マイナーリーグ]]の本拠地がキャンプ地に選ばれている。アリゾナ州をキャンプ地にするチームで'''カクタスリーグ'''(''Cactus League'' サボテンのこと)、フロリダ州をキャンプ地にするチームで'''グレープフルーツリーグ'''(''Grapefruit League'')が形成され、公式戦と同じような形式で試合[[オープン戦]]が行われるが、この間の記録は公式記録とはならない。
 
スプリングトレーニング開始時点で各チームの'''[[ロースター (MLB)|25人ロースター]]'''(MLB登録枠)は確定しておらず、'''40人ロースター'''(MLB登録拡大枠)の選手とロースター外の'''招待選手'''と呼ばれる所属チームが決まっていないベテランの[[フリーエージェント (プロスポーツ)|FA]]選手や傘下マイナーリーグ球団所属の有望選手の中から、レギュラーシーズン開始までに開幕のロースター枠をめぐってふるい分けが行われる。レギュラーシーズンよりもベンチ入り選手数が多いため、チームを2分割し同じ日に違うチームと対戦する'''スプリットスクワッド'''などの方式が採られる場合もある。
 
=== レギュラーシーズン ===
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怪我や疾病のために試合出場が困難と診断された選手は[[故障者リスト]](IL)に登録され、最低でも10日間または60日間が経過するまでは復帰できない。その間はマイナーリーグなどから選手を補充することができる。
 
レギュラーシーズン中、40人ロースター内の選手の[[トレード]]は7月31日まで可能となっている。そのため、特にトレード期限日前には主力選手が絡む駆け込みトレードが多く成立する。8月1日以降のシーズン中もトレード自体は可能だが、40人ロースター内の選手を放出する場合は事前に[[ウェイバー公示]]し、通過した場合のみトレードが可能となる。
 
9月1日になると、[[ロースター (MLB)|アクティブ・ロースター]](ベンチ入りし、試合出場も可能な人数)が25人から最大40人に拡大される(通称「'''セプテンバー・コールアップ'''」。コールアップ (call up) は「(チームに)選抜される」の意)。このルールにより、9月以降は25人ロースター外の選手が多くベンチに加わることとなり、幅広い選手起用が可能になる。この時期にメジャーデビューを果たす若手選手も多く見られる。ただし、[[メジャーリーグベースボールのポストシーズン|ポストシーズン]]には25人ロースターに登録中の選手のみ出場可能であり、また8月31日時点で当該チームの40人ロースターに登録されていなかった選手は原則、ポストシーズンの25人ロースターには登録できない。<ref>2014年までは、8月31日時点で当該チームの25人枠に入っていないとポストシーズンには原則出場できなかった([[故障者リスト]]入り選手発生時には40人枠の選手が代替出場可能)が、2015年から本文記載の規定に変更された。</ref><ref>{{Cite web|url=http://baseballking.jp/ns/column/50293 |title=今季から変わったプレーオフの出場資格|publisher=BASEBALLKING(株式会社フロムワン)|date=2015-10-05|accessdate=2016-10-07}}</ref>