「トヨタ・カローラ」の版間の差分

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またカローラアクシオは基本的に[[国内専用車|日本国内専用車]]として開発されているが、格上の同じく日本国内専用車である[[トヨタ・アリオン|アリオン]]や[[トヨタ・プレミオ|プレミオ]]などとともに[[ロシア]]や[[モンゴル]]、[[マレーシア]]、[[インドネシア]]などの各[[東南アジア]]、[[ミャンマー]]や[[バングラデシュ]]などの[[開発途上国]]、[[オーストラリア]]や[[ニュージーランド]]など[[オセアニア]]地域などへそれぞれ[[中古車|並行輸出]]されている。また中古車も人気が高く、特に[[アフガニスタン]]では[[カブール]]市内を走る乗用車の9割はカローラといわれており、「国民車」扱いを受けているという<ref>Washington Post August 26, 2010;"Toyota's Corolla is the people's car in Afghanistan"</ref>。
 
カローラのキャラクターは初代の開発主査であった[[長谷川龍雄]]の「'''80点+α主義'''」という思想に基づいており<ref>いる。これは質素・低価格を追求した[http://www.toyota.co.jp/jpn/auto/heritage/corolla/origin/ism.html トヨタ 名車ギャラ[パブー ローラ]]哲学]</ref>失敗から生まれた教訓で、あらゆる部分でその時代の基準から見て80点のものを確保し、プラスアルファで魅力的な先進的技術も導入するいうもの人々に愛さある<ref>[http://www.toyota.co.jp/jpn/auto/heritage/corolla/origin/ism.html トヨタ 名車ギャラリー カローラの哲学]</ref>。こてきにより誕生から半世紀が経っ現在も「カローラ」というブランドそのものに絶対の信頼と愛着を持つリピーターを多く抱えている<ref>[https://www.sankei.com/premium/amp/161018/prm1610180006-a.html 「80点以上の合格点」に挑み続けるカローラ 日本品質を世界に広める〝伝道師”]</ref>。一方でコアな車好きにとっては凡庸で退屈な車というイメージが強いが、フロア式[[マニュアルトランスミッション]]を初代から現行まで欠かさずラインナップしている他、モータースポーツでは[[WRC]]や[[BTCC]]などでチャンピオンを獲得した実績も持つ。またクーペ版である[[カローラレビン]]も安価で改造しやすいスポーツカーとして人気を博した。
 
車名の"Corolla"はラテン語で「花で作った[[冠]]」、英語では「[[花冠]]」([[花弁]]の集合的呼称)を意味する<ref>[http://toyota.jp/faq/car/yurai/0039/ カローラの車名の由来は何ですか?] 車名の由来 - toyota.jp</ref>。これはトヨタの主力セダンである[[トヨタ・クラウン|クラウン]](王冠)、[[トヨタ・コロナ|コロナ]](太陽冠)に続いて「冠」を象徴し、なおかつアルファベットの"C"で始まることに由来する。日本以外では「コローラ」もしくは「コロラ」と発音することが多い。
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[[File:Kosuke Matsuura 2010 Super GT Fuji 400km qualify.jpg|200px|thumb|right|31号車[[エヴァンゲリオン (架空の兵器)|エヴァンゲリオン]]RT初号機 [[apr (自動車事業)|apr]]カローラ]]
[[ファイル:Yuji Kunimoto 2010 Super GT Fuji 400km qualify.jpg|200px|thumb|right|74号車COROLLA Axio [[apr (自動車事業)|apr]] GT]]
*[[apr (自動車事業)|apr]]が、[[SUPER GT]]のGT300クラスに投入していた[[トヨタ・MR-S|MR-S]]の後継として、2台のカローラアクシオを開発。エンジン搭載位置はミッドシップ化され、エンジンもMR-Sに搭載されていた[[トヨタ・GRエンジン|2GR-FE]]に換装するなど大掛かりな改造が施されていた。デビューの2009は74号車[[井口卓人]]/[[国本雄資]]組が7戦でポイントを獲得し、ドライバーズランキング10位となった。2010年は31号車が人気アニメ『[[エヴァンゲリオン]]』とのタイアップカラーでの参戦となった。この年は74号車[[井口卓人]]/[[国本雄資]]組が第三戦富士で初のカローラのGT300優勝をもたらした上、3度の表彰台でランキング5位につけた。2011年は74号車[[新田守男]]/国本雄資組74号車が第四戦菅生で2位表彰台を獲得し、ランキング7位につけた。
*ワンメイクレースでも、2009年7月に[[富士スピードウェイ]]で開催されている[[富士チャンピオンレース]]で、アクシオの競技用車両を用いた『'''カローラアクシオGTクラス'''』が設立された。車両規定は[[日本自動車連盟|JAF]] N2クラスに準じており、TRDのコンプリートカー「GT」をベースに専用のエアロパーツや足回りを装備。競技用のワンメイクタイヤには[[ADVAN]]([[横浜ゴム]])が供給された<ref>[http://www.advan.com/japanese/motor_sports/fan/065/index.html 横浜ゴム・ADVAN FAN「COROLLA Axio GT」(2009年2月20日)] - 2009年[[3月5日]]閲覧</ref>。しかしエントラントが全くと言っていいほど集まらず、出走台数は最大でも3台<ref group="注釈">初年度と翌年度の実績。うち2台は[[土屋武士|チームサムライ]]と、同車でGT300に参戦していた[[apr (自動車事業)|apr]]だった。</ref>に留まるなど厳しい運営状態が続き、2013年度を最後に消滅した。
 
;カローラスポーツ(ZWE211H型)
*北米のPapadakis Racingが後輪駆動と1000馬力の[[トヨタ・ARエンジン|トヨタ・2ARエンジン]]に換装して[[フォーミュラ・ドリフト]]に参戦、開幕戦[[ロングビーチ]]で優勝し、年間ランキングでも2位に着けた<ref>[http://www.thedrive.com/accelerator/19979/fredric-aasbo-takes-first-round-of-2018-formula-drift-competition-at-long-beach Fredric Aasbo Takes First Round of 2018 Formula Drift Competition at Long Beach THE DRIVE 2018年4月8日]</ref>。
*2019年からBTCCにワークス復帰するトヨタGBは同車をベース車両として、『カローラBTCC』を開発した。
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