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[[Image:Cornelis_Cornelisz._van_Haarlem_002.jpg|thumb|300px|打ち負かされるティーターン]]
{{Greek mythology}}
'''ティーターノマキアー'''({{lang-grc|'''Τιτανομαχία'''}}({{lang|grc-Latn|Tītānomakhiā}}))は、[[ギリシア神話]]で語られる[[ゼウス]]率いる[[オリンポス山|オリュンポス]]の神々と、[[クロノス]]率いる巨神族[[ティーターン]]との戦いである。全宇宙を崩壊させたこの大戦は、終結させるのに10年もの歳月が必要であった。
[[長母音]]を省略して'''ティタノマキア'''とも表記される。[[ヘーシオドス]]の『[[神統記]]』などに語られている。
 
== 概説 ==
[[クロノス]]からゼウスが王権を奪った後、[[オリンポス山]]に布陣したゼウスたちと、オトリュス山に布陣したティーターンたちは争った。この戦いは山々が根本から大きく揺らぎ、世界を崩壊させるほどの規模であった。しかし、当初こそ[[ステュクス]]一党がティーターンを裏切るなどの動きがあったものの、不死の神々どうしの戦いは互いに決め手を欠き、10年の間決着を見なかった。
 
[[ガイア]]はゼウスたちに、[[ウーラノス]]が[[タルタロス]]の領域に幽閉した三人の[[ヘカトンケイル]](百手巨人)たちと、三人の[[キュクロープス]]を味方に付ければ勝つことができると助言した。ゼウスたちは彼らを解放し、[[ネクタル]]と[[アムブロシアー]]を与えて味方にした。