「3月のライオン」の版間の差分

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→‎第9巻 - 第14巻: 東洋トーナメント編~職団戦編手前までを加筆・修正。
m 「平行して」→「並行して」に訂正(大辞林 第三版の解説:同音語の「平行」は同一平面上の二つの直線が交わらないことであるが、それに対して「並行」は並んで進むこと、また、同時に行われることをいう)。Wikipedia:表記ガイド#単位「単位は原則として記号を用いず、かな・漢字で表記します」に基づき、「170cm」「165cm」等→「170センチメートル」「165センチメートル」等に戻す(例外の「表などで単位記号を用いないと煩雑になるとき」に該当しない)。他。
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それでもあきらめない誠二郎は、零が大阪で'''藤本雷堂'''との対局の間に川本姉妹を言いくるめようとする。対局を急戦で勝った零は、三月町に戻り、姉妹と共に誠二郎と会う。誠二郎は川本姉妹の異母妹を連れてくるという強硬手段に出るものの、あかりとひなたからの絶縁宣言を受け入れざるをえず、異母妹とともに帰っていった。
 
誠二郎の一件が解決した後、相米二からあかりが抱える心の問題を聞かされた零は、解決策としてあかりの伴侶を探すことを思い立つ。川本家の夏祭りの手伝いの中、その場に居合わせた島田と林田に、あかりの伴侶としての可能性を見い出した。行して、二海堂とともに東洋新聞社オープントーナメントの本戦に挑むが、本気の辻井に手も足も出ず早々に敗退してしまう。それに対して、二海堂が宗谷名人相手に善戦したのを目の当たりにし、嫉妬を覚えるとともに名人の視界に留まるための修練を改めて誓った。
 
トーナメント戦の終了後、零は川本家との魚釣りに島田、林田を誘うなど、あかりとの接点を持たせようと立ち回る。ひなたと仲良く振る舞う零であったが、当のひなたは零とあかりが付き合うべきと島田たちに漏らしてしまう。
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; 桐山零(きりやま れい)
: [[声優|声]] - [[河西健吾]]、[[内山夕実]](幼少期) / 演 - [[神木隆之介]]{{R|natalie160316}}、[[大西利空]](少年時代)
: 本作の[[主人公]]。作中では史上5人目となる中学生でプロ入りした若手棋士。物語開始時点で[[順位戦]]C級1組、五段。単行本9巻以降はB級2組、六段。年齢は物語開始時点で17歳。身長はテレビアニメ第1期時点で170[[センチメートル|cm]]<ref name="anime1ki-tenrankai">{{Cite web |url=http://tokyosanpopo.com/archives/37896 |title=『東京散歩ぽ』の「3月のライオン 映画とアニメの展覧会」紹介記事より。|accessdate=2017-04-01}}</ref>。
: [[東京都]]内にある架空の町、六月町に独りで暮らしている。1年遅れで私立駒橋高校へ編入し通学している。ただし、将棋対局のために学校を休むことが多く、また同級生より歳上であることもあり、校内では孤立している。
: 川本家や放課後将棋科学部(将科部)などとの関わりを経て少しずつ心境に変化が生じ、やがて川本ひなたを特別な存在と感じるようになり、彼女がいじめにあった際は親身になって解決策を考え、身を案じて修学旅行先の京都へかけつけるなどした。将科部が廃部となった後は、校長(声 - [[楠見尚己]])や教頭(声 - [[伊丸岡篤]])などを加えた将棋クラブが設立され、その部長となっている。
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; 川本あかり(かわもと あかり)
: 声 - [[茅野愛衣]] / 演 - [[倉科カナ]]
: 川本家の長女。年齢は単行本9巻の時点で23歳。身長は、アニメ第1期時点で165cm165センチメートル<ref name="anime1ki-tenrankai" />。ただし、原作初期では170cm170センチメートルの零よりも身長が高めに描かれていた<ref>第1巻付録イラストや、Chapter.4他。</ref>。
: 亡き母親の代わりに妹たちの面倒を見ながら、昼は祖父の経営する和菓子屋・三日月堂の手伝いに従事し、週に2回ほど夜に伯母の経営する[[銀座]]の店・美咲で[[ホステス]]として働きながら家計を支える。銀座では評判の美人で、常連客である棋士たちにもファンが多い。
: 猫・鳥・人間を問わず、痩せている生物を放っておけない性質で、拾ってきては食べ物を与えて太らせるなど、変わった面倒見の価値観を持っている。ふくよかな体格には目がなく、初対面の二海堂の体格を目の当たりにし、見とれたことも。料理が得意であり、ひなたと共に零を気にかけ、零の不摂生を嘆くこともある。
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; 川本ひなた(かわもと ひなた)
: 声 - [[花澤香菜]] / 演 - [[清原果耶]]
: 川本家の次女。初登場時は中学2年生、単行本5巻以降は3年生に進級、単行本9巻で零が通う私立駒橋高校に入学した。身長は、アニメ第1期時点で150cm150センチメートル<ref name="anime1ki-tenrankai" />。作中では、「ひな」「ひなちゃん」と呼ばれる場合が多い。
: 妹の面倒や祖父の店、家事手伝いをこなすしっかり者で、気配り上手な心優しい性格。零曰く元気になったりしょんぼりしたり怒ったり、あらゆる意味で「活発」な女の子。反面、家族に弱みを見せないなど、繊細な面もある。つぐみからの、「零と交際してはどうか」との再三の進言に応じないなど、頑固な一面もある。
: 佐倉ちほをいじめからかばったことで今度は自身がいじめの標的にされるが、泣きながらも「私は間違っていない」と叫ぶ姿は、零を過去の心の傷から救い出した。なお、このいじめに関するエピソードは、作者・羽海野の姪が、クラスでいじめられていた子をかばった実話を元にして描かれている<ref>『ヤングアニマル』2011年4号掲載(326ページ)の、『[[ニコ・ニコルソンのマンガ道場破り]]』より。</ref>。
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; 川本モモ(かわもと モモ)
: 声 - [[久野美咲]] / 演 - [[新津ちせ]]
: 川本家の三女。身長は、アニメ第1期時点で98cm98センチメートル<ref name="anime1ki-tenrankai" />。保育園に通う園児。天真爛漫で桐山や姉たちに甘える。
: 作中に登場するアニメのキャラクター・ボドロに体型が似ている二海堂にも懐いている。
; 川本相米二(かわもと そめじ)
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; 二海堂晴信(にかいどう はるのぶ)
: 声 - [[岡本信彦]]、[[三瓶由布子]](小学生) / 演 - [[染谷将太]]<ref>{{cite news|url=http://natalie.mu/comic/news/212544|title=映画「3月のライオン」二海堂役は染谷将太!キャスト写真も一斉公開|newspaper=コミックナタリー|date=2016-12-09|accessdate=2016-12-09}}</ref>、[[高月雪乃介]](少年時代)
: C級2組四段。単行本5巻以降はC級1組五段である。身長はアニメ第1期時点で152cm152センチメートル<ref name="anime1ki-tenrankai" />。零とは幼少期から子供将棋で対局を重ね、「心友」かつ「終生のライバル」を自称し、零に対して強引に接することが多い。
: 島田の弟弟子であり島田の研究会に所属。居飛車党で[[居飛車穴熊]]を好む。
: 富裕な良家の子息。幼いころから[[腎臓]]を患っている影響でふくよかな体型をしており、常に健康に不安を抱えているため[[執事]]の花岡が付き従っている。体が弱いことに気づいている者はいるが、二海堂自身の願いで周囲には明かされておらず、詳細は島田や会長、零といった一部しか知らない。
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; 隈倉健吾(くまくら けんご)
: 声 - [[竹内良太]]
: 九段。靴のサイズが29.5cm5センチメートルの大柄な体格で、柔道五段・[[K-1]]から誘いがきたなどの噂がある。名人戦において第66期から第69期まで4期連続で宗谷に挑戦し、69期ではあと1勝で名人位奪取というところまで迫るが敗北。その後の記者会見でも泰然自若とした姿勢を崩さなかったが、悔しさのあまり旅館の壁を蹴り抜くなど、熱情を内に秘めている。甘党かつ酒豪であり、対局中にケーキ3個をほおばる姿は名人戦の名物とされ、また、ケーキをつまみに[[芋焼酎]]のボトルを空けた逸話の持ち主でもある。
; 後藤正宗(ごとう まさむね)
: 声 - [[東地宏樹]] / 演 - [[伊藤英明]]
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; 三角龍雪(みすみ たつゆき)
: 声 - [[杉田智和]] / 演 - [[中村倫也]]{{R|natalie160912}}
: 26歳。六段。通称「スミス」。身長180cm180センチメートル。軽妙な棋風で[[風車 (将棋)|風車]]を得意とする。飄々とした人物で、零を後輩として可愛がっている一方、棋士としては一目置いている。外見は金髪のおかっぱで眼鏡をかけており顎鬚が生えている。一砂とは気が合うらしく、彼を「いっちゃん」と呼んで行動を共にしている描写が多い。後藤との対局に敗北した後に子猫を拾い、苺の箱に入っていたことから「いちご(声 - [[西明日香]])」と名づけて飼っている。初めはあまり乗り気ではなかったものの、今では目にいれても痛くないほど溺愛している。ただし、いまいち懐かれていない。
: 一砂ほどあからさまではないがあかりに好意を抱いており、零をダシにあかりとお近づきになったり予定を聞きだそうとした。
; 入江健一郎(いりえ けんいちろう)
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; 松本一砂(まつもと いっさ)
: 声 - [[木村昴]] / 演 - [[尾上寛之]]{{R|natalie160912}}
: 26歳。五段。身長181cm181センチメートル。山形県出身。棋風は「攻撃的というより攻撃しかしてこない」と零に評されている。明るく素直な性格で、あかりのファンの1人。「大きな生き物同士」である三角(スミス)と仲が良い。櫻井と一緒に登山に行った時に彼に助けられ、以来櫻井の信奉者である。
; 山崎順慶(やまざき じゅんけい)
: 声 - [[安元洋貴]] / 演 - [[奥野瑛太]]
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=== スピンオフ作品「昭和異聞 灼熱の時代」の登場人物 ===
いずれも、本編への逆輸入は行われておらず、本編の時間軸での動向も語られていない<ref>柳原のモノローグ(第8巻P103 - 109)から、彼の年齢を上回る棋士は全て引退しているとみられる。</ref>。
; 小谷香織(こたに かおり)
: プロ棋士時代の神宮寺が住むアパートのお隣さん。昼は仕出し屋、夜は飲み屋で働く。小作農の娘で、本家の息子と政略結婚させられたものの、男児を授かれず離縁された過去を持つ。そのため、女手ひとつで長女・留美を育てている。神宮寺に好意を寄せている。