「徒然草」の版間の差分

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== 評価 ==
[[小林秀雄 (批評家)|小林秀雄]]は「徒然草」という短いエッセイで、兼好の「物が見え過ぎる眼」を指摘し、本書を「空前の批評家の魂が出現した文学史上の大きな事件」と評価している<ref>『モオツァルト・無常という事』新潮文庫、1961年、p64-65。</ref>。
 
[[加藤周一]]は、徒然草の他に類を見ない顕著な特徴として、「心に移りゆくよしなしごと」を次々と書きとめることで、多面的でしばしば相反する思想を一冊の小著にまとめあげた点を指摘している<ref>加藤周一『日本文学史序説(上)』p371</ref>。この点において加藤は、徒然草に[[ジェイムズ・ジョイス]]の「意識の流れ」の先駆を見ている。