「塩化カルシウム」の版間の差分
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塩化カルシウムは[[海水]]など[[環境|自然環境]]の中に広く[[存在]]する毒性の少ない物質として知られている。しかし、[[家庭]]用の[[除湿剤]]を使えばタンクの中に高濃度の塩化カルシウム[[水溶液]]がたまるようになっているし、前述の融雪剤として断続的に塩化カルシウムを使うことによる害について知っておく必要がある。
吸湿剤のタンクにたまった液が[[皮革]]製品に接した場合、表面が侵される。吸湿剤は皮革製品を含む[[衣類]]を収納している場所に設置するのが常なので、吸湿剤を交換するとか、衣類の出し入れの際にタンクを倒さないように配慮する必要がある。同時に、[[子供]]が誤飲することのないように設置場所を工夫したり、事前に注意しておくことも大切である。もし固形のまま、あるいは高濃度の溶液を
融雪剤として撒布された塩化カルシウムは周辺の[[植生]]にとって有害である。[[都市]]内の道路のように周辺に植生のない場所なら問題ないが、山間部などでは必然的に塩化カルシウムの撒布が多頻度で行われるため、[[土壌]]における[[塩化物]]イオンの量が過剰となり植生が衰退傾向を見せることもある。
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