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{{出典の明記|date=2019年5月}}
 
'''患者の権利宣言'''(かんじゃのけんりせんげん)とは、[[世界医師会]]が毎年発行する一連の「宣言」と呼ばれる政策文書一つでうち日本では通称特に[[患者の権利]]について主に触れた「[[患者の権利]]に関する世界医師会リスボン宣言」と呼ぶ場合がある。ただし、海外では多数ある宣言のうちの一つであを指す<ref name="hayashi">{{Cite journal|last=林|first=かお、特段'''リスボン宣言'''という名称も知られて|date=2006-2|title=ヨーロッパにらず、英語版ウィキペディアける患者権利法 (翻訳・解説 ヨロッパすらなっていないおける患者の権利法)|url=https://ci.nii.ac.jp/naid/40007240285|journal=外国の立法|issue=227|pages=1–26}}</ref>
 
なお、{{仮リンク|患者の権利章典|en|Patient's Charter}}(権利憲章)とは別のものである。
 
== 概要 ==
日本においては、「[[患者の権利]]に関するリスボン宣言」を「患者の権利宣言」と呼ぶ場合があるが、海外においては、数ある宣言のうちの一つであり、特段'''リスボン宣言'''という名称も知られておらず、英語版ウィキペディアのページにもなっていない。特にヨーロッパでは[[患者の権利]]の発展と権利保護の意識は高く、既に様々な[[患者憲章]]や法律も各国から出されており、特定の宣言は更新されたり、既に古いものとなっているものもある。なお、「リスボン宣言バリ総会改訂版」の採択においては、唯一[[日本医師会]]は棄権している<ref name="hayashi"/>。
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==主な患者の権利==
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*宗教的支援を受ける権利
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== 歴史 ==
現代における[[患者の権利]]の歴史は、「[[ニュルンベルク綱領]]」から始まるというのが通説<ref name="hayashi"/>で、[[第二次世界大戦|第2次世界大戦]]の[[ナチス・ドイツ]]による[[ユダヤ人]]に対する虐殺、障碍者強制安楽死([[T4作戦]])、[[人体実験]]などが、反[[倫理]]的、反[[社会]]的な[[犯罪]]として裁かれた結果である。
 
その後、[[世界医師会]]が患者の権利に関して、数多くの注目される宣言を発表する。スイス・ジュネーブで開かれた第2回世界医師会総会で採択された「[[ジュネーブ宣言]]」、翌年の「医の倫理の国際綱領」、「(医学・生物学研究に携わる医師に関する)[[ヘルシンキ宣言]]」である。第34回世界医師会総会で採択された「リスボン宣言」も2005年にかけて何度か改定されている<ref name="hayashi"/>。1975年には東京でも第29回世界医師会総会で「[[東京宣言]]」、「拘留および監禁に関連した拷問およびその他の残酷、非人道的または品位を落とす扱いまたは処罰に関する医師のための指針」として、人への[[拷問]]、残虐または非人間的な取り扱いや拘禁などの[[処罰]]に対する[[医師]]の態度についての[[倫理]][[ガイドライン]]を定めた宣言が採択されている。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
* [[ニュルンベルク綱領]]
* [[ヘルシンキ宣言]]
* [[ジュネーブ宣言]]
* [[東京宣言]]
 
* [[患者の権利]]
* [[患者憲章]]
 
== 外部リンク ==
* [https://www.wma.net/policies-post/wma-declaration-of-lisbon-on-the-rights-of-the-patient/ WMA患者の権利に関するリスボン宣言(WMA Declaration of Lisbon on the Rights of the PatientPatient)] - 世界医師会(英語)
* [http://www.med.or.jp/wma/lisbon.html 患者の権利に関するリスボン宣言] - 日本医師会
 
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