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==ナイチンゲール誓詞==
ナイチンゲール誓詞([[w:Nightingale Pledge|Nightingale Pledge]])は、[[1893年]]アメリカ合衆国[[ミシガン]]州[[デトロイト]]市にあるハーパー病院(Harper Hospital)のファーランド[[看護学校]] (Farrand Training School for Nurses) の校長{{仮リンク|リストラ・グレッター(Lystra|en|Lystra Gretter)Gretter}}夫人を委員長とする委員会で、ナイチンゲールの偉業を讃え作成されたものである。
 
「[[ヒポクラテスの誓い]]」の内容を元に、ナイチンゲールの看護に対する精神を基とし、医学に携わる看護師としての必要な考え方、心構えを示したものである。医師にとっての「[[ヒポクラテスの誓い]]」にならって、看護師の[[戴帽式]]や[[卒業式]]に、ナイチンゲール誓詞により誓いをたてる[http://www.apionet.or.jp/~niss/days/naichin.html]。現代においては近代化されたバージョンが存在し、アメリカではしばしば特に医師についての部分を削除したものが用いられている。
 
しかしながら、そもそもナイチンゲール本人は「看護覚え書き」の中において「私たちの場合『誓い』を立ててこの道に入ったりしない。真の気持ちは厭世や失恋などとまったく別のものであると自覚するためにわざわざあえて『誓い』を立てる必要があるのか、そんな次元の低いものと見なしているのだろうか」と述べていた。
 
=== 現代 ===
==== ANA 護師の倫理規範(Code of Ethics for Nurses) ====
1950年、アメリカ看護協会(ANA)が初の「看護師の倫理規範」を採択。これはアメリカの看護師において「交渉不可(nonnegotiable)」な規範とみなされている<ref name="nphistory">{{Cite web|title=The History and Application of Nursing Ethics|url=https://online.husson.edu/nursing-ethics/|website=Husson University|date=2017-08-01|accessdate=2019-05-17|language=en-US}}</ref>。この倫理規範は一般的なものから特定分野のガイドラインまで詳細に記述されており、臨床から研究、管理運営、教育などを含む、全64ページに渡るもの<ref>{{Cite web|title=Code of Ethics for Nurses|url=https://www.nursingworld.org/practice-policy/nursing-excellence/ethics/code-of-ethics-for-nurses/|website=ANA|accessdate=2019-05-17|language=en}}</ref>となっている。なお、日本においてはこのANAの看護師の倫理規範に相当するものは存在していない。