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* [[六進法]]では、9は「13」と表記され、9の倍数は下二桁が 13, 30, 43, 00 のどれかになる。例:[[99]]{{sub|(10)}} = 2'''43'''、[[180]]{{sub|(10)}} = 5'''00'''。
** 同じく、六進法では、9の冪数も下二桁が 13 となる。例:9{{sub|(10)}} = 13, [[81]]{{sub|(10)}} = 2'''13''', [[729]]{{sub|(10)}} = 32'''13''', [[6561]]{{sub|(10)}} = 502'''13'''。
** 六進法の[[小数]]では、[[1/4]] が 0.13 (十進表記換算:{{sfrac|9|[[36]]}}) で、これに対して [[1/9]] が {{sfrac|1|13}} = 0.04 (十進表記換算:{{sfrac|4|36}}) となる。
*[[十二進法]]では、9の倍数は一の位が 9→6→3→0→9 で循環する。例:99{{sub|(10)}} = 8'''3''', [[162]]{{sub|(10)}} = 11'''6''', [[729]]{{sub|(10)}} = 50'''9'''。
** 十二進法の小数では、[[3/4]] が 0.9 (十進表記換算:{{sfrac|9|12}}) で、これに対して 1/9 が 0.14 (十進表記換算:{{sfrac|[[16]]|[[144]]}}) となる。
*[[十八進法]]では、[[18|十八]]が10となるため、9の倍数は一の位が9か0のどれかになる。例:99{{sub|(10)}} = 5'''9''', [[369729]]{{sub|(10)}} = 1224'''9''', [[1440]]{{sub|(10)}} = 48'''0'''。
** 十八進法の小数では、1/2 = 0.9 、1/4 = 0.49(十進表記換算:{{sfrac|[[81]]|[[324]]}})、3/4 = 0.D9(十進表記換算:{{sfrac|[[243]]|324}})となる。また、1を[[2の冪]]数で割ると、小数の末尾には9が付き、その数は9の冪数(即ち3の偶数乗)になる。例:1/2 = 0.9、1/4 = 0.49、[[1/8]] = 0.249(十進表記換算:{{sfrac|[[729]]|[[5832]]}})、1/[[16|G]] = 0.1249(十進表記換算:{{sfrac|[[6561]]|104976}})
** 5以降の[[素数]]は、十八進法では一の位が [[5]], [[7]], [[11|B]], [[13|D]], [[17|H]] のどれかである。即ち、[[3]], 9, [[15|F]] を除く奇数に該当する。
* [[因数]]に[[3]]が含まれている[[位取り記数法|N進法]]では、[[1/9]]は割り切れる。
** [[2]]と[[3]]が[[素因数]]に含まれる[[位取り記数法|N進法]]では、[[逆数]]が[[有限小数]]になる6番目の数である。1つ前は[[8]]、次は[[12]]。({{OEIS|A003586}})
**六進法と十二進法は、桁の底を[[素因数分解]]すると3の指数が1(6 = 2×3。12{{sub|(10)}} = 2{{sup|2}}×3)なので、[[1/9]](3{{sup|-2}})は小数第二位、1/[[27]]{{sub|(10)}}(3{{sup|-3}})は小数第三位となる。しかし、十八進法では、桁の底を素因数分解すると3の指数が2(18{{sub|(10)}} = 2×3{{sup|2}})になるので、1/9は小数第一位で、1/27{{sub|(10)}}と1/[[81]]{{sub|(10)}}(3{{sup|-4}})が小数第二位となる。従って、1/9の商は、六進法では 0.04、十二進法では 0.14、十八進法では 0.2となる。
** 素因数が3のみのN進法では、[[三進法]]で 0.01、[[九進法]]で 0.1 となる。
* [[十進法]]以外でも、因数に3が含まれていないN進法では、1/9は割り切れない。