「朝鮮における漢字」の版間の差分

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[[国際漢字会議]]は、韓国主導の下[[1991年]]に初めて開催された。これは韓国、日本、中国、台湾など各国において異なる漢字の字体を統一しようと、常用漢字の字数を定め、字体の標準化を図ることが目的であった。しばらく大きな動きはないものの、[[2007年]]11月には中国の[[北京市|北京]]で開かれた会議では、正字(香港や台湾の繁体字や日本の旧字体)を中心として一部のみ簡体字を認め、5000 - 6000字の字体を統一した「標準字」を定めていくことで合意したと報じられた<ref>朝鮮日報: [http://www.chosunonline.com/article/20071103000035 韓・中・日・台が漢字の字体統一へ] 2007-11-03</ref>。但し、[[中華人民共和国教育部]]は「そのような事実はない」と否定しているとの報道もあった<ref>Record China: [http://www.recordchina.co.jp/group/g12742.html 「中・日・韓・台の漢字統一」報道を否定!簡体字使用の変更は不可能] 2007-11-11</ref>。
 
2006年から始まった[[日中韓賢人会議]](日本経済新聞社〈日本〉、新華社〈中国〉、中央日報〈韓国〉主催、第1回ソウル)は2013年第8回会議で共通基本800漢字を公表した。これは、日本は[[常用漢字表]]をベースに、中国は[[現代漢語常用字表]]をベースに、韓国は[[漢文教育用基礎漢字|教育用基礎漢字表]]をベースに選定された。
 
2014年4月に中国[[江蘇省]][[揚州市]]で開かれた第9回日中韓賢人会議では正式な808字の「[[日中韓共同常用八百漢字表]]」が発表され、参加した有識者から活用を求める声が相次いだ。この常用漢字表はまだ使用する漢字を定めただけで各国で使われる漢字の字体を統一するものではない。