「バイエルン継承戦争」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
10行目:
[[神聖ローマ皇帝]][[ヨーゼフ2世]]がこれに介入する。[[ハプスブルク帝国|オーストリア]]は以前から[[バイエルン選帝侯領|バイエルン]]を自国に編入することを狙っていたが、[[スペイン継承戦争]]、[[オーストリア継承戦争]]いずれのときも情勢の変化からこれを果たせなかった。ヨーゼフ2世は[[第一次ポーランド分割]]に続く領土拡張の好機と考え、カール・テオドールにバイエルン選帝侯領の割譲を要求した。具体的には、[[ニーダーバイエルン]]と[[オーバープファルツ]]である。カール・テオドールはバイエルンに対する統治意欲がなく、これを二つ返事で受け入れる。ヨーゼフは翌年1月には早くもニーダーバイエルンに兵を進めて駐屯させた。
 
これに猛然と抗議したのが[[プロイセン王国|プロイセン]]の[[フリードリヒ2世 (プロイセン王)|フリードリヒ大王]]である。大王はこれによってオーストリアが以前の勢力を盛り返すことを恐れた。オーストリアの拡大を阻止するため、大王はこの領土割譲に強く反対し、列強とドイツ諸侯に支持を求めた。[[ロシア帝国|ロシア]]、[[イギリス]]は大王に同調し、ドイツ諸侯も大王を支持してヨーゼフを非難した。これに対してヨーゼフは他国への根回しを怠っており、期待していた[[フランス王国|フランス]]の支持も得られず孤立する。やむなくヨーゼフは、一方的な割譲ではなく[[南ネーデルラント|オーストリア領ネーデルラン]]との交換ではどうかと提案したが、大王は拒絶した。交渉は決裂し、開戦に至る。
 
== 経過 ==