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{{出典の明記|date=2019-5}}
[[ファイル:Shimobashira_01.JPG|thumb|right|250px|霜柱]]
'''霜柱'''(しもばしら)とは、<!--出典を求む 地中の温度が0℃以上かつ地表の温度が0℃以下のとき-->[[冬]]季など[[氷点下]]になる時に、地中の[[水分]]が[[毛細管現象]](毛管現象)によって地表にしみ出して[[柱]]状に[[凍結]]したものである。
 
霜柱は地中にある液体の水が凍ってできたものであり、空気中の[[水蒸気]]が[[昇華 (化学)|昇華]]して凍った'''[[霜]]'''(しも)とは別の現象である。
 
== 解説 ==
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固まった土では土が持ち上がりにくいため霜柱は起こりにくく、耕された[[畑]]の土などで起こりやすい。また、関東地方の[[関東ローム層|関東ローム]]は土の粒子が霜柱を起こしやすい大きさであるため、霜柱ができやすい。
 
霜柱が起こると、土が持ち上げられてしまい、「霜崩れ」と呼ばれるさまざまな被害をもたらす。[[植物]]は[[根]]ごと浮き上がってしまい、農作物が被害を受ける。これを防ぐため、[[断熱材]]として[[藁]]を地面に敷き詰め地表の[[放射冷却]]による温度低下地中の温度抑えるととも近づけ、[[気温]]との断熱を行い、地表の温度を地中の温度に近づける。斜面などでは霜柱により浮き上がった土が崩れやすくなり、[[侵食]]が起きやすに弱くなる。
 
霜柱を見かけることが少なくなったという地域が増えている。一般に、[[寒冬]]の年に多く見られ、[[暖冬]]の年は少ない。[[地球温暖化]]による影響も考えられるが、都市部や郊外では[[ヒートアイランド現象]]による影響もあるほか、道路が舗装されて水分が少なければ気温が低くても霜柱は形成されない([[凍上]])。
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* [[霧氷]]
* [[凍上]]
* [[シモバシラ]] - [[シソ科]]の[[多年草]]。枯れた茎に霜柱ができる
* [[霜ばしら]] - [[宮城県]][[仙台市]]の[[和菓子]]
* [[氷]]