「セスナ サイテーション」の版間の差分

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<ref name="alnet650"/><ref name="asn6507">[http://aviation-safety.net/database/type/type-general.php?type=CE-6507 Citation VII info from Aviation Safety Network]</ref>
 
*'''[[セスナ サイテーションX|サイテーション X]]''' ('''Model 750 Citation Ten''') 初飛行1993年、引渡し1996年、発売当初の価格は1,200万USD。M0.92で巡航可能な高速機、大西洋横断可能な航続距離も誇る。超音速旅客機[[コンコルド]]の退役後は、2008年までは世界最速の民間航空機であった。2008年に登場したガルフストリーム社製G650モデルの巡航速度はM0.925である。サイテーションXの高速巡航を可能にしているのは、高出力エンジンと高速性能を追求した後退翼。搭載しているアリソン3007Cターボファンエンジンは、サイテーションIVなどのギャレット社製TFE731と比べて推力は64%増しと高出力であるが、同時に大きさは2倍近くもある巨大エンジン。高々度飛行において高出力・低燃費、低騒音で2,500時間もしくは5年間の保証に耐える信頼性を備える。ボーイング777の主翼設計チームの協力を得て開発されたという主翼は、後退角37°(ビジネスジェットでは最も深くボーイング747に近い)のスーパークリティカル翼で、主翼上面の衝撃波の発生を遅らせるような工夫がされている。胴体も速度を出す為に、抵抗を可能な限り減らす形状をしており、同程度の出力のエンジンを装備する飛行機より明らかに断面が細く、キャビン容量よりも速度性能が重視されたことが分かる。胴体下面フェアリングは主翼の付け根部分でふくれ、機首下面から尾部までつづき、胴体が発生する有害抵抗を抑える複雑な形状、胴体はサイテーションIIIのものを基本とし、キャビン長はやや長くなっている程度であるが機体全長はかなり長くなっており、{{独自研究範囲|整流の為にそれだけの長さが必要であったのであろう|date=2019年5月}}。試験飛行では軽いダイブでM0.99の最高速度を記録している。{{要出典|範囲=サイテーションXに一度でも乗れば、パイロットも乗客もその性能に魅了されたという。巡航速度が速いことで知られるボーイング747旅客機を見下ろしながら高速で追い抜いて行くと、追いぬかれたパイロットは決まって「いま上を追い抜いて行った飛行機は何か?」と聞くのだそうで、管制官が「サイテーションX」であることを告げると皆黙ってしまうのだとか|date=2019年5月}}。1997年、サイテーションXの設計チームはコリアー・トロフィー授与(セスナ社2度目の受賞)「理想のビジネスジェットの設計、開発、型式証明取得に成功し、アメリカ航空史上初めてM0.92の高速巡航性能を持つ航空機を実現させた」が受賞理由。
<ref name="alnetx">[http://www.airliners.net/info/stats.main?id=166 The Cessna Citation X from Airliners.net]</ref>
<ref name="ce-citationx">[http://citationx.cessna.com/home.chtml Cessna Citation X web site]</ref>