「D.B.クーパー事件」の版間の差分

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===再度離陸へ===
[[File:Rwr727tail.jpg|thumb|ボーイング727。機体後方のエアステアが開いた状態。]]
午後7時40分ごろ、ボーイング727はクーパー、スコット操縦士、マックロー客室乗務員、ラタクザック副操縦士、航空機関士のH・E・アンダーソン ({{lang-en-short|H. E. Anderson|links=no}}) の5名だけを載せて離陸した。2機の[[F-106 (戦闘機)|F-106]]がマッコード空軍基地から[[スクランブル|緊急発進]]し、クーパーの視界に入らないように1機は飛行機の上に、残りの1機は飛行機の下について飛行機を追跡した{{sfn|Himmelsbach|Worcester|1986|p=36}}。元は無関係の[[空軍州兵]]の任務にあたっていた[[T-33 (航空機)|T-33]]練習機も飛行機を追跡していたが、燃料が少なくなり、オレゴン州と[[カリフォルニア州]]の界の近くで後っていっりした{{sfn|Gunther|1985|p=53}}。ハイジャックされた飛行機を追跡していた航空機は全体を通して全部で5機あった。どの機もクーパーが飛行機から飛び降りたところを見たと報告しておらず、クーパーが着陸した場所がどこかを示すことができなかった<ref name=":11">{{cite web|work=[[Time (magazine)|Time]]|url=https://content.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,1846670_1846800_1846854,00.html|title=Top Ten Famous disappearances|accessdate=7 April 2019|publisher=}}</ref>。
 
離陸後、クーパーはマックローにコックピットにいる残りの人員と合流し、ドアをしめてコックピットにとどまるように言った。マックローがそれに従うと、クーパーは自分の腰に何かを巻きつけていたという。午後8時ごろ、コックピットで警告灯がついた。このことは機体尾部の[[エアステア]]の設備が起動したことを意味していた。航空機の内部通話システムを通じて乗員が援助を申し出ると、そっけなく断られた。それからすぐに乗員は気圧が体感的に変化したことに気がついた。機体尾部のドアが開けられたことを示唆している{{sfn|Gunther|1985|p=56}}。
 
午後8時13分ごろ、突然に飛行機の尾部が上方に動き続け、飛行機を水平に立て直さなければならなくなった{{sfn|Gunther|1985|pp=58, 66}}<ref name="Braggp4">Bragg, p. 4.</ref>。午後10時15分ごろ、スコットとラタクザックは飛行機をリノ空港で着陸させたが、機体尾部のエアステアは展開された状態のままだった。FBIの捜査官や州警察、保安官代理、リノ警察は飛行機を取り囲んだ。クーパーが飛行機から脱出したのか不明確確実に断定できなかったためである。武装した人員が捜索にあったが結果、すぐにクーパーが飛行機の中にいないことが確認された{{sfn|Himmelsbach|Worcester|1986|p=48}}。
 
==捜査==