削除された内容 追加された内容
ネイチャーでの科学者の署名
19行目:
その一方、[[イリノイ工科大学]]の[[計算機科学]]者Shlomo Argamonは「実験する方法が多数ある限り、どんなに小さい有意水準<math>\alpha</math>の値を用いてもその中に一つの実験方法が偶然に有意になる可能性が極めて高い」と新しい方法論的な基準を求める。実際小さい有意水準<math>\alpha</math>の値を用いたら[[お蔵入り問題]]がより著しくなり、多数の論文が出版できなくなる<ref>2017 統計学の大物学者がP値の刷新を提案, Nature ダイジェスト, https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v14/n11/%E7%B5%B1%E8%A8%88%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%A4%A7%E7%89%A9%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%8CP%E5%80%A4%E3%81%AE%E5%88%B7%E6%96%B0%E3%82%92%E6%8F%90%E6%A1%88/89721</ref>。
 
2019年には科学者800人超が、『''[[ネイチャー|Nature]]''』に署名し、P値が有意水準より大きい場合、「有意差があるとはいえない」とまでしかならないが、誤って「有意差がない=薬などの効果がない」と推論する文献は791文献中の51%に見当たったということで、「統計的有意性」を使うのをやめて[[信頼区間]]を互換区間という言葉に言い換えて使用すべきだとされた<ref name="Nature800">{{Cite web |author=井上輝一 |date=2019-3-26 |url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/26/news112.html |title=「“統計的に有意差なし”もうやめませんか」 Natureに科学者800人超が署名して投稿 |publisher=ITmedia |accessdate=2019-05-21}}</ref>。
 
==多重比較==