「患者の権利宣言」の版間の差分

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== 背景と歴史 ==
現代における[[患者の権利]]の歴史は、「[[ニュルンベルク綱領]]」から始まるというのが通説<ref name="hayashi"/>で、[[第二次世界大戦|第2次世界大戦]]の[[ナチス・ドイツ]]による[[ユダヤ人]]に対する虐殺、その元となった[[医師]]たち主導による障碍者強制安楽死([[T4作戦]])、[[非倫理的な人体実験]]などが、反[[倫理]]的、反社会的な[[犯罪]]として裁かれた結果である。
 
その後、[[世界医師会]]が患者の権利などに関し、数多くの注目される宣言を発表する。スイス・ジュネーブで開かれた第2回世界医師会総会で採択された「[[ジュネーブ宣言]]」、翌年の「医の倫理の国際綱領」、「(医学・生物学研究に携わる医師に関する)[[ヘルシンキ宣言]]」である。第34回世界医師会総会で採択された「リスボン宣言」も2005年にかけて何度か改定されている<ref name="hayashi"/>。1975年には東京でも第29回世界医師会総会で「[[東京宣言]]」、「拘留および監禁に関連した拷問およびその他の残酷、非人道的または品位を落とす扱いまたは処罰に関する医師のための指針」として、人への[[拷問]]、残虐または非人間的な取り扱いや拘禁などの[[処罰]]に対する[[医師]]の態度についての[[倫理]][[ガイドライン]]を定めた宣言が採択されている。
 
== 内容 ==