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戦場ヶ原で行われる山上げ栽培とは[[農業]]手法の一種であり、育苗の際、温暖地で出芽し育てた苗を短期間だけ[[高原]]などの冷涼地に山上げして育て、それを再度温暖地に戻すことで苗の早生を刺激する。これにより短期間での農業収穫が期待されるが、高原での育苗には霜など変わり易い自然環境に伴う被害のリスクを伴うため、これを回避する高い農業技術、知識、労力が必要となっている。
 
比較的早い時期に[[日本]]、特に栃木県で行われていた山上げ栽培に[[イチゴ]]がある。現在、栃木県は生産高日本一のイチゴ県であるが、これが根付いたのも山上げ栽培の成功に拠るものと云える。従来、イチゴは[[初夏]]の[[果物]]で、その出荷時期は5月頃であったが、当時の早生種のイチゴを戦場ヶ原で山上げ栽培することにより[[クリスマス]]シーズンに市場に出回る'''日光いちご'''が重宝された。その後、イチゴの早生種の品種改良などで戦場ヶ原での山上げ栽培は減少したと思われる
 
現在、山上げ栽培は[[観賞用植物]]で盛んに行われている。