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25行目: ==素性文字の具体例== 素性文字の特徴を例示するため、非素性文字である[[ギリシャア文字]] ([[古代ギリシャ語]]) と素性文字である[[ハングル]] ([[朝鮮語]]）における[[破裂音]]の表記を以下に示す。例として古代ギリシャ語において [[πΠ]] であらわされる子音 [[無声両唇破裂音\|{{IPA\|p}}]] は発声において声帯の振動を伴わない[[無声音]]であり、調音位置が[[両唇音]]であるといった弁別的素性を持つ。しかしπ Π という文字にこれらの素性は反映されておらず、例えば同じ両唇音を表す [[βΒ]] や [[φΦ]] と共通点はない。これに対して朝鮮語のハングルにおいては調音位置や無気音・有気音・濃音などの素性を同じくする子音を表す[[字母]]が共通のパターンを持っており、素性を反映していることがわかる。 {\| class="wikitable" style="display: inline-table;" \|+ ギリシャア文字 (非素性文字) ! [[調音位置]] !! [[無声音]] !! [[有声音]] !! [[有気音]] \|- ! [[両唇音]] \| πΠ {{IPA\|p}} \|\| βΒ {{IPA\|b}} \|\| φΦ {{IPA\|pʰ}} \|- ! [[歯茎音]] \| τΤ {{IPA\|t}} \|\| Δ {{IPA\|d}} \|\| θΘ {{IPA\|tʰ}} \|- ! [[軟口蓋音]] \| κΚ {{IPA\|k}} \|\| γΓ {{IPA\|g}} \|\| χ Χ {{IPA\|kʰ}} \|} {\| class="wikitable" style="display: inline-table;" 49行目: \|- ! [[両唇音]] \| ㅂ {{IPA\|p}} \|\| ㅍ ㅍ{{IPA\|pʰ}} \|\| ㅃ {{IPA\|pʼ}} \|- ! [[歯茎音]] \| ㄷ {{IPA\|t}} \|\| ㅌ {{IPA\|tʰ}} \|\|ㄸ ㄸ {{IPA\|tʼ}} \|- ! [[軟口蓋音]] \| ㄱ {{IPA\|k}} \|\| ㅋ {{IPA\|kʰ}} \|\| ㄲ {{IPA\|kʼ}} \|}

「素性文字」の版間の差分