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|オリンピック競技=有(1996年-2008年,2020年-)
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'''ソフトボール'''({{lang-en-short|Softball}})は[[野球]]と似た[[球技]]。またはこの球技で使用するボールである。野球から派生したスポーツであるが、野球とは投球方法、競技場の規定、使用球、ルールなどが大きく異なっている。野球と比較して狭い土地でも行うことができ、ボールも廉価である。日本では「'''塁球'''(るいきゅうだま)」とも呼ばれる。
 
[[北アメリカ|北米]]の[[アメリカ合衆国|米国]]・[[カナダ]]、[[アフリカ]]の[[ボツワナ]]、[[アジア]]の[[日本]]、[[オセアニア]]の[[ニュージーランド]]、[[オーストラリア]]、[[パプアニューギニア]]などで女性を中心に行われている。{{要出典範囲|特に米国では|date=2018年7月}}レクリエーション・スポーツとして認識され、ソフトボール専用のフィールドも存在するなど{{要出典範囲|日本での[[軟式野球]]のような位置を占める|date=2018年7月}}。
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*ピッチャーの投げる投球は山なりで1.5m - 3.0mの高さ(日本ソフトボール協会の場合)でなければならず、ウインドミル投法は禁止
*2ストライク後のファウルは三振扱いでアウトになるが特別な事情がない限りアウトにならない
*バント、盗塁、スライディング、ホームでのクロスプレーは禁止
*ワイルドピッチ、パスボールでも走者は進塁できない
*予告敬遠はボールを投げなくても審判にその旨を伝えればよい可能<ref>このルールは現在ファストピッチでも広がってきている。(野球でいう申告敬遠)</ref>
*死球(デッドボール)になっても、一塁に進むことができない
*二塁、三塁も一塁と同様に駆け抜けてもオーバーランにはならない
*守備はファストピッチルールの9人に1人を加えた10人で行い、ショートフィルダーと呼ばれる10人目の選手は、どこを守ってもよい
*また10人目のプレイヤーは居なくても一切問題はないし何なら居ないほうがましなくらい邪魔な存在となりうるが社会が文句を言うので10人制となった
 
以上は、日本ソフトボール協会のルールブックで定められた一般的なルールであるが、これとは別に安全性を重視したルールが採用される場合ある。二塁、三塁にもダブルベースを設置、走者と守備側のクロスプレーによる危険性を排除するため、本塁(ホームプレート)とは別に走者が最後に踏むべきベースであるスコアリングプレートを設置するといった例がある。これらは、[http://www.sports-fukushima.or.jp/Life_Long/NewSports/jss.htm ジョイフル・スローピッチルール]、 [http://www.makule14.com/daiamond.html 全日本健康スローピッチソフトボール連盟ルール] で採用されている。
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*投手板はあるが[[マウンド]]はなく、ピッチャーズサークル内も他のグラウンドと同じく平坦である。
*フィールドの形状は四分円が原則とされる。そのため、本塁から外野フェンスまでの距離はどこをとっても均一となる。また、芝は通常外野のみに敷かれ、内野部分は土のグラウンドが一般的である。
*塁間は60フィートマイル(18.29m)で、野球の三分の二の距離である。また外野フェンスまでの最低距離も女子220フィ(67.06m)、男子250フィ25ヤ(76.26m)と短めになっている。
*一塁ベースはダブルベース(白色ベースとオレンジ色のベースがくっついたものであり、両方とも同じ大きさ)を用いる。このダブルベースの置き方は、白色ベースが内側、オレンジ色のベースが外側で、一塁線をまたぐように置く。基本的に野手は白色、打者走者はオレンジ色のベースを使用する(ただし、走者は白色ベースを使用しなければならない)。打者が打撃後、一塁で最初のプレイが行われる場合、打者走者は一塁上のクロスプレーによる野手との接触を避けるため、ファウルラインの外側に設けられたオレンジ色のベースを踏む。一塁を通過して次の塁に進塁する場合などは白色ベースを使用してもよい。
*投球は、[[ウインドミル (投球法)|ウインドミル]]やスリングショット、エイトフィギュアのいずれかの手投げで行う。この際、肘と手首が体側を通過しなければならない。腕の回転は2回以上回転させるとイリーガルピッチ(不正投球)となる。
*イリーガルピッチを行うと、打者には1ボール、走者がいる場合は1つの[[安全進塁権]]が与えられる。野球におけるボークに相当するが打者のボールカウントの変化の有無が異なる。
*球種にも野球と異なる点があり、[[ライズボール]]という下から浮き上がる変化球がある。また、反対に落ちるボールは[[ドロップボール]]と呼ばれる。基本的にソフトボールの投球には[[直球|ストレート]]という球種はなく、ライズ系のファストボール、ドロップ系のファストボールといった具合に呼ばれている。
*野球のボールデッド、インプレイに加えて、[[ディレードデッドボール]]という一種の[[アドバンテージ]]ルールがある。
*ピッチャーが打者への投球でボールをリリースする瞬間より前に離塁をするとその[[走者]]はアウトとなり、その時の投球以降のプレーはすべて無効となる。基本的に投手がピッチャーズサークル(投手板の中心を基準にして半径2.44mの円)内に球を持って入っている場合は走者は離塁できない。
*[[イニング]]は75回制で行う。75回の裏終了時点で決着がつかない場合、86回からは無死二塁の状態から始まる[[タイブレーク|タイブレーカー]]を用いた延長戦を行う。その際二塁走者は前のイニングで最後に打撃を完了した選手が入る(この際、二塁走者に代走を起用しても差し支えない)。
*スターティングメンバーのみ、一度交代し試合から退いた後も、もう一回のみ再び同じ打順に復帰することができるリエントリー制度がある。そのため、試合の序盤から代走が起用される事も珍しくない<ref>[http://www.softball.or.jp/info_knowledge/kiso/tisiki/reentry.html リエントリー(再出場)]</ref>。
*日本の[[女子]]選手は[[ヘッドスライディング]]を用いることが多い。
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日本ではそのほかに、ゴム製のものが公式球として認められており、
* 3号球:中学生以上の一般用。大きさは12インチのボールと同じで周囲が30.5&nbsp;cmnm
* 2号球:小学生向け。周囲は28.6&nbsp;cm
* 1号球:小学生・低学年向け。周囲は26.7&nbsp;cm。なお、小学生の[[スポーツテスト|体力テスト]]の「ソフトボール投げ」はこのボールを使用する。
 
ゴムボールも白色が基本だが、全面を黄色とするものも公認は練習球として市販されている。
 
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==== 日本のボールメーカー ====
[[日本ソフトボール協会]]が、[[2007年]]度に公認球メーカーとして認定しているのは以下の56社である。
* [[ミズノ|ミズノ株式会社]]
* [[ダルマボール|ダルマボール株式会社]](廃業)
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* [[ナガセケンコー|ナガセケンコー株式会社]]<sup>*</sup>
* [[ダイワマルエス|ダイワマルエス株式会社]]<sup>*</sup>
*コスメディン有限会社
 
「*」をつけたメーカーは皮製・ゴム製の両方のメーカーである。それ以外は皮製のみ。
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国内では、ボールに対応する3種のバットがあり、使用するボールに対応したバットを使わねばならない。
* 3号バット:3号球を使用する場合にはこのバットを使わねばならない。なお、皮ボール対応のものと、ゴムボール専用のものの区別がある。
* 2号バット:2号球、1号球を使用する場合に使われる。
* 1号バット:2号球、1:1号球を使用する場合に使われる。
 
材質は、木が基本で竹製なども認められているが、現在市販されている公認バットはほぼ全てアルミ等の金属製品やセラミックス製品で、グリップ部分には安全用のテープを巻くことになっている。
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== オリンピック ==
[[夏季オリンピック]]では、1996年の[[1996年アトランタオリンピック|アトランタ大会]]にて、女子のみが[[野球]]と共に正式種目になった。当初はアトランタ大会限定とされたが、その後[[2008年]]の[[2008年北京オリンピック|北京大会]]まで開催された。
 
しかし、「五輪の肥大化に歯止めをかける」との[[国際オリンピック委員会]](IOC)の方針により、[[2012年ロンドンオリンピック|2012年ロンドン大会]]では、野球と共に競技種目から外された。このため、関係者は[[2016年]]大会での復活を目指し、除外決定直後からPR活動を続けたものの、IOCは[[2009年]][[8月13日]]、2016年大会の開催競技には加えないことを決定した。
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=== 男子日本リーグ ===
*男子東日本リーグ
 
デンソー、埼玉県庁クラブ、ホンダエンジニアリング、YKK、豊田自動織機、トヨタ自動車、岐阜エコデンSC、大阪グローバル、XFLAG
 
*男子西日本リーグ