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''[[wiktionary:environment|環境]]''という用語は、 [[ヒト|人類]]に関連した単一の地球環境、または英国の環境庁などの地域の生物物理学的''[[wiktionary:environment|環境]]''を指すことがあります。
 
環境は我々を取り巻き、我々に対して存在するだけでなく、我々やその生活と係わって、安息や仕事の条件として成り立つ。また狭義の環境については、人間が生産と消費の活動によって[[汚染]]し、[[破壊]]するという関係性の中で大きな環境問題になってきた。
 
環境保護主義は広い範囲の社会的および哲学的運動であり、それは大部分、生物物理学的環境に対する人間の活動の悪影響を最小限に抑え、補償することを目的としています。 [[環境保護]]主義者にとっての関心事は通常自然環境に関連しており、より重要なものは[[気候変動]] 、[[種]]の [[絶滅]] 、[[汚染]]、そして太古からの[[森林]]の[[喪失]]です。
 
== 生活環境の相互作用 ==
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関連する研究の一つは、生物物理学的環境を研究するために地理情報科学を採用することを含む。 <ref>Deng, Y. X., and J. P. Wilson. 2006. “The Role of Attribute Selection in GIS Representations of the Biophysical Environment”. ''Annals of the Association of American Geographers'' 96 (1). [Association of American Geographers, Taylor & Francis, Ltd.]: 47–63. {{JSTOR|3694144}}.</ref>
 
== 様々な用法 ==
*[[精神医学]]や[[心理学]]では、人に関わる[[家族]]、[[友人]]、[[顧客]]を人的環境という。
*[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]においては、[[オペレーティングシステム]]や[[アプリケーションソフトウェア|アプリケーション]]の設定を環境設定などと呼ぶことがある。
*[[言語学]]では、語や文のもつ[[音声]]、[[形態素]]、意義素などから構成される特定の条件であり、語形、[[統語論|統辞]]、[[意味]]の形成や、通時的な音韻変化などを左右するもののこと。
 
環境の中でも主に[[自然]]に関する諸問題を[[環境問題]]という。[[生物]]とそれを取り巻く環境との学問を[[生態学]]という。
 
[[自然]]とは[[山]]や[[川]]、[[木]]々や[[草花]]、[[動物]]、[[気象]]などであり、それと区別して人為的に作られた造形物、例えば、[[建物]]、[[道路]]、[[家具]]などは[[物的]]な環境として挙げられる。
 
[[エコロジー]]、[[食文化]]と関係した環境の問題については、各記事を参考のこと。
 
== 主体をどうとらえるか ==
より厳密に考えると、環境とは、あるものを主体にとった場合における、それを取り巻き、直接間接に関係を持つものすべてを指すものである。したがって、主体をどう取るかによってその内容が変化する。
 
たとえば[[動物]]の[[種 (分類学)|種]]を主体に考えた場合、その種を取り巻く他種の生物との関係([[食物連鎖]]や競争関係など)、それにその周囲の[[物理]]的・[[化学]]的条件が環境として挙げられる。しかし、その種の中の一個体を取り上げた場合、これに加えて種内の[[個体]]間の関係(個体群密度や[[家族]]など)を環境条件として考えなければならない。たとえばある個体群の増加率はその密度に依存する場合があり、これを[[密度効果]]と呼ぶ。
 
=== 公害病 ===
例えば、[[公害病]]として有名な[[水俣病]]を例に挙げる。
 
この病気の原因は、[[チッソ]]水俣工場の[[排水|廃液]]に含まれた[[水銀]]が[[水俣湾]]の生物に取り込まれ、[[食物連鎖]]を通じて変化、濃縮された上で地域住民がそれを[[摂取]]し、その[[毒性]]によって[[発病]]するものである。いわゆる[[公害病]]というのは、このように[[人間]]が原因物質等を作り、それが直接に人間に来るのではなく、その地域の[[生物群集]]に取り込まれ、[[生態系]]の[[循環]]を通じて再び人間に取り込まれたときに、そこではじめて結果が表れるものである。[[公害]]というのは、公の害、つまり人間の働きで環境に働きかけたしっぺ返しが人間に戻ってきた、という把握に基づく。つまり、環境の主体を人間ととらえ、人間がそれを取り巻く環境を汚染したため、その悪影響を人間自身が受けた、と見るわけである。
 
しかし、この病気の被害者を主体に見れば、話は大きく食い違うことになる。その場合、チッソ水俣工場という一部の人間(企業)の活動が、[[海]]を汚した結果、その環境汚染の影響で[[有毒]]となった[[魚]]を食べた食物連鎖を通して[[ネコ]]や[[漁民]]が被害を受けた、という風になる。この場合、明らかにチッソ水俣工場側が加害者、漁民が被害者の立場となる。この結果の差は、人間集団内の差異を視野に入れるかどうかに関わっている。
 
ただ、いずれの立場を取るにせよ、人間を取り巻く環境を含めて考えなければならない問題ではあるので、それを環境問題というのは間違いではない。しかし、環境という言葉が内容を曖昧にするのに役立っている側面を忘れてはならない。
[[2006年]]は水俣病公式認定50周年にあたり、時の[[環境大臣]]の[[小池百合子]]が政府として公式謝罪した。
 
== 具体的内容 ==
人間集団を主体にとった場合には、以下のようなものが環境として取り上げられるであろう。
* [[気候]]・[[日照]]・[[温度]]条件など
* 雨量・水環境
* 化学物質・[[環境汚染]]
* 植生帯・[[生物群集]]
* 農産物・収穫可能な生物
* 外敵・[[害虫]]・[[病気]]・[[寄生虫]]
* [[政治]][[経済]]の状況
* [[民族]]問題・周辺諸国との関係
 
集団内の個人を取り上げた場合、さらに次のようなものが取り上げられる。
* [[生活環境]]
* 教育環境
* 家庭環境
* [[情報環境]]
* [[騒音問題]]
* [[景観]]
 
== 課題 ==
依然課題として残る環境問題として以下のようなものが挙げられる。
 
*[[生物多様性]]保護
*[[地球温暖化]]
*[[オゾン層]]保護
*[[大気]]環境の保全
*[[水]]環境
*[[土壌]]環境
*[[森林]]保全・[[植林]]
*[[地盤]]環境の保全
*[[廃棄物]]対策
*[[リサイクル]]などによる[[物質]][[循環]]の推進
*[[化学物質]]対策
*[[海岸浸食]]対策([[流砂]]・[[漂砂]])
*[[自然環境]]の保全と[[自然]]とのふれあいの推進
*環境施策/[[環境政策]]
*各主体の参加
*[[国際協力]]に係る施策
 
== 関連項目 ==
{{ウィキポータルリンク|Environment環境|Ecology[[Image:Gnome-globe.svg|32px|ウィキポータル 環境]]}}
{{Sisterlinks|環境
|commons=Category:Environment
|wikinews=Category:環境
|wikiquote=自然
|wiktionary=環境
|wikiversity=Category:環境
}}
 
 
* [[公害]]
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== 外部リンク ==
 
{{DEFAULTSORT:かんきよう}}
* {{Commonscat-inline|Environment}}
[[Category:環境|*]]
[[Category:資源]]
[[Category:生態系]]
[[Category:生物学用語]]
 
* {{Commonscat-inline|Environment}}