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Tribot (会話 | 投稿記録)
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: 自衛隊での出世を生き甲斐にしているが、坂田たちの行動でいつも足を引っ張られている。元々いじめられっ子で中学卒業後は家庭の事情で高校に進学できず工員をしていたが、父親が作った借金の「ひと月分の返済額」であろう現金を、地連(当時の呼称で「地方連絡部」の略。現在は地本)の広報官が用立てるという取引で入隊させられた。本人曰く'''「俺は2万5千円で自衛隊に売られた」'''らしい。
: ちなみに坂田以上の俊足で、基幹隊員の100m走の記録保持者。
: 終盤、坂田が純子のアパートに行ったのを密かに尾行するが、坂田は徳山と鉢合わせてしまい、殺されそうになったのを咄嗟に助け、一緒に駅に走って逃げた。帰りの列車の中で「これで分かったろう、おめえも。おめえと徳山とは、切っても切れねえ何かで繋がっちまってるんだよ」と坂田に忠告する。しかし、この時に乗りつけていた[[73式小型トラック]]エンジンキーごと置いて来てしまい、それを徳山が拾った事で事態はとんでもない事になる方向へと悪化していく
; 徳山
: 坂田の先輩で、性格は凶暴で風貌はヤクザそのもの。腕っぷしが強く並の人間では歯が立たない。短気な上に異常に嫉妬深く、喫茶店で近くの席から純子を見て「おい、いい女だな」「いいケツしてるな」と呟いたのを理由に、その2人を半殺しにしたほど。純子の美容院開業資金300万を稼ぐため自衛隊に入隊したが、坂田と純子の浮気に気づいて中途退職、坂田を殺しかけるが、坂田が代わりに300万を稼ぐと言ったため辛うじて思いとどまる。愛車は[[ポルシェ]]。
: 終盤、坂田を見張るために山口が乗り付けていたジープを奪い取り、演習場に乗りこんで戦車を乗員ごとジャックして坂田を殺すべく復讐を開始し、やくざも交えた大乱戦を引き起こす。しかし坂田が独断で班の仲間たちから離れ、「もうあんたの奴隷はこりごりなんだよ!」と坂田が独断で班の仲間たちから離れ、無反動砲を持って挑んできたことに激昂した隙を突かれて暴力で従えた乗員に逃げられた。一対一の砲弾による決闘に持ち込んで、今度こそ坂田を亡き者にしようとするも失敗。戦車の砲塔は坂田の放った無反動砲の砲弾によって破壊され、坂田は戦車の砲弾がすれすれで外れたことによって九死に一生を得て勝利する。その後、徳山の生死は明確にされず、「戦車ジャッカー依然行方不明」と新聞に載ったのみだった。
; 純子
: 徳山の恋人。職業は[[美容師]]でかなりの美女だがとんでもない浮気性で、ちょっとでも気に入った男とはすぐ関係を持ってしまい、相手はその度に徳山から報復を受ける。坂田が自衛隊に入る事になったそもそもの種をまくが、自身にはその自覚が全く無い。だが最終的に徳山の下から去り(徳山の暴力性を少なからず理解したらしい)、とんでもない方法で坂田の元にやって来た。
; 三輪義彦
: 第21班の隊員で[[鹿児島]]出身の朴訥な男。家族の生活費を稼ぐためと、幼少期に野グソをしている時の訓練中のレンジャー隊員との出会いから自衛隊に憧れを抱き「自分の国は自分で守る」動機で入隊した。21班では唯一、レンジャー部隊に入れるほど体格が良くて身体能力も高く、坂田達と問題を起こしても1人だけ優遇された。ただし気弱なところがあり、ケンカはからきしダメ。
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: なお[[ビデオシネマ]]版では氏名が「浅野雅子」に変更されている。
; 水津
: 教育中隊の小隊長(※但し、教育部隊では実際には『区隊長』と呼称される)の1人。山口の直属の上官で階級は[[二尉]]。[[防衛大学]]では優等生だったが、問題児揃いの第21班に手を焼いおり、自分の勤務成績に常に気を掛けている。山口曰く『大学出のボンボンのヘナチョコ野郎』。防大生時代は空自幹部を夢見ていたが、後述する水戸の存在により陸自に勤務するはめになり、更に彼の策略でストリッパーに筆卸しをさせられたため、水戸を毛嫌いしている。
; 今井
: 教育中隊第22班の班長で、階級は三曹。山口より2歳下だが、いつも彼を見下しているらしい。高校時代に野球をやっていて、夏の甲子園に出場した事がある。山口より先に[[二曹]]昇進が決まるが、毎年夏になると始める甲子園出場の自慢話の最中に山口から『背番号15の補欠で最後の最後にお情けで代打に出してもらい三振した』と言う事実を暴かれて、「ならその補欠の球を打ってみろ」と迫り、野球の経験が皆無の山口に一度は断られるが、さんざん罵った挙句の「もし打てたら二曹昇任を辞退する」の言葉に対決することになり、あっさり三振に討ち取るが、事前に細かいルールを決めてなかったので、負けを認めようとしない山口の態度に意地になってしまい、勝負は延々と続き決着は有耶無耶となり、結局物語最後まで三曹に留まったばかりか(但し、その後に昇任したか否かは不明)、最終章では水津の体調不良により班長の中で最古参と言う理由で小隊長代理に抜擢された山口の下に置かれてしまう。浅野三曹に気がある。
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: 教育中隊の小隊長の1人。水津とは防大の同期。防大出らしからぬ、賭博などの遊び好きでいい加減な性格。かなりの策士で、水津の弱みを握るため彼をストリップ劇場のまな板ショーに引きずり込んで写真を撮ったり、[[淫行]]を働いた大隊長を脅して六本木の本庁に栄転したりした。当初は自分と似た気質の坂田を気に入り、本庁に連れて行く予定だったが彼に裏切られたため、あっさり見捨てる。
; 外園
: 教育中隊付きの、俗に言う万年[[士長]]。水津が問題児揃いの第21班対策に班長補佐として配属(これには山口も驚いていた)。山口の新隊員時代の班長でもあり、かつての部下が皆自分より出世した事を根に持っている。出世には縁がない為、新隊員をしごき上げる事を生き甲斐にしており、後に「外園効果」と言わしめるほどの厳しい指導で坂田たちを徹底的にシゴく。河合を目の仇にしていじめ抜いた事で坂田たちの恨みを買い、外出中の階級詐称の罪を暴かれるが、坂田たちに偽りの謝罪をしてビデオテープをその場で壊して報復しようとした。しかし、外園が壊したのは空テープで、実際は外園の行動と報復を見越していた坂田が水津と山口に本物のビデオテープを既に渡していた後だった。このため彼らにも発覚し、「自衛隊にいられるならどこにでも行く」という言質まで取られ、本来なら懲戒免職のところを二階級降任とされ、北海道の[[援農 (自衛隊)|援農部隊]]に左遷となる。その際、山口は水津の下した処分に驚きを隠せないでいた。
 
== [[ビデオシネマ]] ==