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また、[[近代]]まで庶民が貴人に面会するときも土下座をするのが通常であった。[[近世]]の[[大名行列]]に対し、行きあわせた庶民は土下座をしなければならないという認識もあるが、実際に土下座の義務があったのは[[征夷大将軍|将軍]]、[[御三家]]、およびその地の領主に対する場合のみであった。他方で義務がなくとも自発的に土下座をする庶民もいた。
 
[[日本人]]の生活意識では、土の上に座って[[額]]を地面につける動作が日常の行動から大きく逸脱しているために、それだけ並はずれた恭儉・恐縮の意を含む礼式であると解釈された。[[江戸時代|江戸期]]には相手に土下座をして謝ることで、大抵のことは許してもらえる風潮があったが、一方ではこれを大変な恥辱とする考え方もあった。
 
『誰も調べなかった日本文化史』(パオロ・マッツァリーノ著)では、謝罪や懇願の目的で庶民に広まったのは[[大正時代|大正]]後期以降と推測している(『[[大菩薩峠 (小説)|大菩薩峠]]』などの[[時代小説]]で江戸時代の圧政における庶民の土下座シーンが頻繁に登場した影響という考察)<ref>読売新聞、2015年4月21日夕刊2面「はじまり考」</ref>。