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Zelk (会話 | 投稿記録)
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; 月人(つきじん)
: 月から群で襲来し、宝石たちを狩る敵。月人の住む月は、大昔の流星によって宝石たちの星から欠けたものから成っている。中央部にいるは器を持った[[仏像]]のような姿をした巨大な月人が器を持ち配置され、それを取り囲むように配置された「雑(ぞう)」と呼ばれる宝石たちと同じ体格の月人が、[[弓矢]]や[[槍]]・[[刺又]]のようなもので攻撃してくる。通常は中央の月人を破壊すると霧散するが、中に宝石を用いた武器を持つ「新式」は霧散せずそのまま攻撃してくる「新式(しんがた)」と呼ばれるタイプがおり、半壊した仏像姿のまま宝石を用いた武器による攻撃を行う
: 予兆として「黒点」とよばれる空に黒い影が現れるため、昼間は宝石たちが分担して巡回を行っている。襲撃は晴天の日中3日につき一回が平均で、夜や雨の日は現れないとされている。晴天の少ない冬は出現回数が極端に減る。彼らが攻めて来る理由についてウェントリコススは「[[天敵]]もいないのに争いを好む」種族なのではないか考察している。
: 金剛は、宝石を捕らえようとするのは装飾品にするためとして話していた。その一方で、ウェントリコススの語った伝説では「にんげん」から別れたうちの「魂」にあたり、「にんげん」に戻るため「肉」であるアドミラビリス族と「骨」である宝石を手に入れようとしているとの推測がされていた。
: 正体は「人間の魂」の変容体。月人であるエクメアによれば、人として死亡したのちに「祈り」によって魂の分解がなされていないので、作中の月に留まっている。再生可能の不死だが、宝石と違い食事や排泄といった生命維持活動があり、人間のような営みを無為に長く続け繰り返していることを苦痛に思っている。そのため自分たちを分解し、無と安寧の領域に向かわせることの出来る金剛の祈りを希求しているが、あらゆる手段を用いても金剛が月人のために祈ろうとはしないため、金剛を動かすための方策のひとつとして、金剛が大切に思っている宝石たちを攫っているとしている。月に連れてきた宝石達に協力を求めたこともあったが、大抵は自壊するか異常をきたして活動停止してしまったため、現在は金剛に見せつけるために砕いて粉にして光る砂として地にならして月を飾り立てている。