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[[ファイル:Car to inspect the bridge,Katori-city,Japan.jpg|サムネイル|右|橋の下まわりを点検するために開発された橋梁点検車。]]
さらに、橋の建設には大きな金額がかかること、[[高度経済成長期]]に大量に建設された橋が老朽化しつつあることから、長期的な視点での安全性、経済性の確保が重要となっている。かつては橋の定期点検が十分に行われていなかったため、老朽化を要因とする事故が相次いだ。[[2007年]]([[平成]]19年)11月には[[吉野川 (代表的なトピック)|吉野川]]水系の[[日開谷川]]の支流の1つである[[大影谷川]]にかかっていたトラス橋が、自動車通過中に落橋するという事故が起きた<ref>[http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20071219/514427/ トラス橋が車の通過中に崩落、香川と徳島の県境で]</ref>。この事故後の調査で、この橋も定期的な管理がなされていなかったことが判明した<ref>[http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXNASFK1701N_X10C14A6000000&uah=DF250520127861 誰も管理しない橋、コンクリ落下で「発見」相次ぐ]</ref>。
 
こうした事故を受け、[[2012年]](平成24年)に[[道路法]]が改正され、道路管理者は管理する全ての橋梁について、5年に1度近接による目視で点検を行い、健全性を診断することになった。橋の定期点検は、橋の安全性の確保のほか、点検結果を元に橋梁長寿命化修善計画を策定することで、橋の計画的な長寿命化及び更新を図ることになり、[[公共事業]]費の増大を防ぐことにつながっている。