「ドメスティックバイオレンス」の版間の差分

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徐々にDVを[[不法行為]]と認める裁判例が出始め、[[NPO]]などによる被害者保護活動も活発化してきている。日本でもDVの防止と被害者の保護を図るため、[[2001年]]10月より[[配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律|DV防止法]]が施行され、2004年、2007年及び2013年に改正されている。DVはもともと夫婦間における男性から女性への暴力を指して作られた概念であるが、後に概念が拡張され、女性から男性への暴力もDVと認識されるようになった。
 
[[スイス]]では、約1万人のDV被害者のうち、4分の1が男性(2017年の統計)。男性被害者向けシェルターもあり、子供連れで避難してくる入所者もいる。女性被害者は肉体的な暴力を受けることが多いのに対して、男性被害者は心理的暴力に晒されることが多い傾向がある。被害を知人らに相談しても、愛されているということだとか、自己防衛すべきだとか言われて真剣に取り合ってもらえず、[[自信]]を喪失している被害者が目立つ。自分を支配しようとする妻やパートナーへの反感などから暴力を振るうこともあり、男性被害者の4分の3はDV加害者でもある<ref>スイス、DV被害の4人に1人は男性。「男らしさ」に縛られ、孤立する被害者たち『[[ビッグイシュー]]』[https://www.bigissue.jp/backnumber/358/ 358号]掲載(2019年6月17日閲覧)</ref>。
 
また、日本のDV防止法は法律婚夫婦だけでなく、[[事実婚]]夫婦や[[離婚]]した元夫婦も対象にしているが、事実婚に該当しない恋人は対象となっておらず不備を指摘する声も多い。