「アウトリーチ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
客観的でない修飾語の削除
タグ: モバイル編集 モバイルアプリ編集 iOSアプリ編集
編集の要約なし
1行目:
{{WikipediaPage|ウィキメディアにおけるアウトリーチについては[[outreach, ReachOut:Main Page/ja]]や[[プロジェクト:アウトリーチ]]をご覧ください。}}
'''アウトリーチ'''({{langLang-en-short|Outreach}})とは、英語で[[手]]を伸ばすことを意味する。[[福祉]]などの分野における地域社会への奉仕活動、[[公共機関]]の現場出張サービスなどの意味で多用される。
 
==アウトリーチの必要とされる分野==
*[[医療]]分野などにおいて、[[病院]]の[[勤務医]]は[[患者]]が病院に来るのをただ待つという態度であるが、[[地域]]に溶け込む必要性がある[[開業医]]は[[往診]]などをするのが、これにあたる。
*[[社会福祉事業]]の従事者が、[[顧客|クライアント]]のところへ直接的に出向いて、心理的なケアとともに必要とされる支援に取り組むこと
*[[美術館]]・[[博物館]]が裾野を広げる契機として施設訪問など対外的な広報活動をすること、[[マイノリティ]]の人々が自らの存在を周知させるための活動
11行目:
近年、[[地方自治]]分野において盛んとなりつつある、住民主体のまちづくりにおいて、自由参加・自由テーマで地域の将来を考える[[ワークショップ]]や電子会議室などの[[情報通信技術|ICT]]を活用することにより、地域の課題についての学習や意見交換、合意形成が図られている。しかし、ワークショップは基本的に自由参加であり、関心がある人しか集まらない。また、参加の意欲はあっても都合がつかず参加できないという人も多く、まちづくりにおいてワークショップへの参加者が得られにくい。よって、電子会議室などのようなICT技術を用いて、行政のホームページに電子会議室を開設することで、ワークショップに参加しなかった人々や参加できなかった人々に対する参加と情報収集の機会提供が図られている。今日、世界的にもインターネットの普及率が高まる中、こうした電子会議室はワークショップなどに参加できない人に対してもまちづくりへの関心と参画意欲を高めるための機会提供の場となっている。
 
しかし、インターネット普及率も100%100%ではなく、ICTを用いたとしてもすべての住民の意見を収集できる訳ではない。そこで、ワークショップやICTに参加しなかった、又は参加する事ができなかった住民の意見を十分にまちづくりに反映させようと、実際に住民のもとに行政ないしまちづくり関係者が出向き、直接的に意見募集を行うことが期待される。これがまちづくりにおけるアウトリーチである。
 
アウトリーチの効果としては、ワークショップなど多様な議論の機会に加われなかった人々の意見をもらさず聞くことができるという点、また、アウトリーチ活動を展開する行政職員やまちづくり担当役員が直接的に住民と対話することで行政・地域と住民一人一人の親睦と交流が深まり、[[ソーシャル・キャピタル]]の充実に貢献が期待できるという点にある。
19行目:
 
==関連項目==
*[[住民参画]](パブリックインボルブメント]]
*[[ワークショップ]]
*[[和製英語]]
 
 
 
 
{{DEFAULTSORT:あうとりいち}}