2016年9月17日 (土) 19:57時点における版編集 MomijiRoBot (会話 \| 投稿記録) 125,305 回編集 m Bot: <br clear="all" /> → {{clear}} ∵Tag with incorrect/obsolete syntax: Check Wikipedia #2 ← 古い編集		2019年6月23日 (日) 13:20時点における版編集取り消しめどい (会話 \| 投稿記録) 188 回編集円形水準器を追加して、他各部に加筆修正しました。新しい編集 →
1行目: [[Image:DetalleNivelDeBurbuja.jpg\|thumb\|right\|220px\|水準器]] [[File:US Navy 080606-N-9623R-414 Builder 2nd Class Kathryn Henderson, assigned to Naval Mobile Construction Battalion (NMCB) 3, uses a horizontal level and tape measure.jpg\|thumb\|right\|220px\|気泡管水準器の使用方法。水準器を対象物に当てて、[[気泡]]が目盛りの中央に行くように、対象物を傾ける。気泡が中央に来たら、そこが水平である。]] '''水準器'''（すいじゅんき）は、~~一定の~~物体の地表面に密着させて、水平または鉛直に対する物体の[[角度]]や[[傾斜]]（[[水平]]、[[垂直]]、45度など）を確認する器具。'''水平器'''あるいは'''レベル'''とも称呼されていうる。気泡管水準器、円形水準器、レーザー水準器~~などがあ~~、角度を数値表示する。デジタル式~~のものも~~などがある。[[土木工学\|土木]]、[[建築]]、[[測量]]などの分野を中心に広く用いられている。 == 歴史 == [[File:Setzwaage Senkel um 1730.jpg\|thumb\|220px\|right\|[[1730年]] [[ドイツ]]、A水準器]] [[古代ローマ]]の大工が使用した道具は、みな[[古代エジプト]]で発明されたものである。リベラと呼ばれるこの水準器は、アルファベットのAに似た木枠の頂点から[[重し#おもり（重り・錘）\|錘]]が糸で吊り下げられていおり、下部に刻まれた視準溝と垂下した糸が重なって見える状態で底辺が水平になる仕組みである。このA水準器は[[19世紀]]半ばまで使われていた。ガラス円筒にアルコールにと気泡を入れて密閉したアルコール気泡管を用いた水準器は、[[17世紀]]半ばの発明である。発明当初は測量用で、大工用として一般に使用されるようになったのは19世紀になってからである<ref>ヴィトルト・リプチンスキ『ねじとねじ回し』春日井昌子訳、株式会社早川書房、[[2003年]][[10月31日]] 5版発行、13&14頁。Witold Rybczynski 『ONE GOOD TURN（A Natural History of the Screwdriver and the Screw）』</ref>。日本のものでは、鎌倉時代（1309年＝延慶2年）の絵巻物　[[春日権現験記]]（かすがごんげんげんき）に藤原光弘の館「竹林殿」普請（建設工事）を描いた絵画があり、地上に置いた木製の樋に水を注いで地面の水平を測っている様子が見てとれる。この木製の樋は「水準」（みずばかり）または、「水盛台」（みずもりだい）と呼ばれていて、現代の気泡管水準器が市販され普及するまでの長きに亘り使われていた。 == 種類 == === 気泡管水準器 === 気泡管水準器は、金属製あるいは樹脂製のケース（フレーム）内に一定の角度で取り付けられた気泡管（[[アルコール]]や[[エーテル (化学)\|エーテル]]などの[[液体]]と一つの[[気泡]]が封入されたガラス製密閉容器）を利用した水準器である。気泡管には複数の標線（基準線）と呼ばれる線が入っており、~~一定の~~物体の一定面にフレームを当てたときに、気泡管の中の気泡の位置が最も内側の標線の間の中央にあれば、その面は地面水平または鉛直に対して~~規定の角度（水~~平~~、垂直、45度）~~行であることになる。フレームに対して取り付けられている気泡管の角度によって、その気泡管で測ることが可能な角度が決まる。一般的には水平と垂直の2本または、水平と垂直に45°を加えた3本の気泡管を備えたものが多いが、土木工事向けに水平垂直に30°45°60°の気泡管も備えた気泡管が5本のものや、屋根工事向けに気泡管を任意の角度へ可変できるものも市販されている、なお、標線の数が多いものは勾配を測ることもできる。単体の水準器として広く市販されているほかに、使用のたびに水平定置と確認を要する測量器械、移動式クレーン、高所作業車、建柱車、杭打機、衛星中継車などには高感度かつ高精度な気泡管水準器が組み込まれている。 ~~測量機器などに付属しているほか、水準器のみでも広く市販されている。~~ === 円形（円盤形）水準器 === 薄型透明円盤の中に[[石油]]または[[アルコール]]などの[[液体]]と一つの[[気泡]]が封入されたもの。アクリル樹脂製のものが一般的。一つで前後左右全方向の傾きを読み取れる上に、感度や精度は、やや劣るがガラス円筒形気泡管と比べて薄く小型かつ安価なものを製造できるので、高精度は要しないが凡そ水平または垂直で使用する必要がある器具や装置の組み込み用として多用されている。単体の水準器としての用途は少なく、測量器械の整準上盤、ポールや標尺、測距プリズム、はかり（質量計）、映写機、プロジェクター、撮影用三脚や雲台、方位コンパス、折りたたみ式の作業台やスポーツ器具などに組み込まれている例が多い。 === レーザー水準器 === [[Image:80lmx-p-l.jpg\|thumb\|right\|220px\|レーザー水準器]] 角筒形の水準器にレーザーポインターを内蔵したもの。可視光[[レーザー光線]]を発し、水準器より離れた位置に在る対象物に照射することで水平や高さを目で見て確認できる。水準儀（望遠鏡レベル）や墨出器と比べて精度は低い。 {{clear}} === ハンドレベル === 手持水準器とも言い、簡易な測量器である。[[歩測]]で行う[[地質図]]（[[ルートマップ]]）の作成や~~精度を要求しない~~<!--小住宅の敷地程度ならば、このハンドレベルで高低差を測量できる。--> <!--計画の初期のデータ収集に用いる。-->本測量に先立つ現地踏査（下見）、田畑の水平度確認、草花や農作物の成長度（穂高）観測、山林山岳地帯の簡易測量などの精度を要求しない水準観測や勾配観測に用いられている。基本的には上部に気泡管の付いた[[望遠鏡]]あるいは単なる筒で、内部に[[鏡]]を備え、覗いた時に気泡の位置が見えるというだけの原始的な仕掛けである。上部の気泡管が可動し、水平に対する角度を読み取る。▼ ▲基本的には上部に気泡管の付いた3倍から5倍程度の低倍率[[望遠鏡]]あるいは単なる見通し筒で、内部に設けられた[[鏡]]~~を備え、覗いた時に~~で気泡の位置と視準対象が同時に見えるというだけの~~原始的~~簡単な~~仕掛け~~構造である。 ~~上部の~~気泡管が~~可動し~~固定されたタイプのほかに、水平上部に~~対する角~~気泡管付高度分度器を備えていて傾斜角を読み取れるタイプも市販されている。 <!--高度を測定できるという仕組みのものもある。--> == 代用 ==

「水準器」の版間の差分