「自転と公転の同期」の版間の差分

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'''自転と公転の同期'''(じてん こうてん どうき)とは、互いの[[重力]]に引かれて[[共通重心]]の周りを[[公転]]している2つの[[天体]]の一方または両方が、常に相手に同じ面を向けて[[回転]]する[[現象である]]をいう。すなわち[[自転]]周期と公転周期が等しくなっている現象である。

このような状態を示す他の[[日本語]]表現としては、自転の同期で説明する「'''同期自転'''この現象によって起こる[[潮汐]]の固定で説明する「'''潮汐ロック'''」「'''潮汐固定'''とも言う」がある

身近な実例は[[地球]]の[[衛星]]である。[[月]]は自転周期と公転周期が同じ(約27.32日)になっているので、常に地球に同じ面を向けている。
 
== 同期自転の原因 ==
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変わった例では、[[1997年]]に[[うしかい座τ星]]に発見された系外惑星は、通常とは逆に恒星の自転周期が惑星の公転周期で強制され、同期しているらしいことが分かっている<ref>[http://www.space.com/scienceastronomy/050523_star_tide.html Role Reversal: Planet Controls a Star]</ref>。
 
[[地球型惑星]]が7つも連なっていることで知られる[[TRAPPIST-1|トラピスト1]]惑星系は、恒星に近い所を公転していることが分かっており、潮汐ロックが起こっている可能性が高い。[[大気]]の存在が確認されている惑星もあるで、そのような星では昼が永遠に終わらない面と永遠に日の当たらない面の間で[[対流]]による大気と[[気温]]の平準化が起きている可能性もある。
 
== 自転と公転の共鳴 ==