「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」の版間の差分

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ニューポート・ジャズ・フェスティバル史上最もよく知られている[[演奏]]には、[[1955年]]の[[マイルス・デイビス]]による"[[:en:'Round Midnight (song)|'Round Midnight]]"の[[ソロ (音楽)|ソロ]]、そして[[1956年]]の[[デューク・エリントン|デューク・エリントン・オーケストラ]]の"[[:en:Diminuendo and Crescendo in Blue|Diminuendo and Crescendo in Blue]]"の長時間に渡る演奏がある。[[アルバム]]「[[:en:Miles & Monk at Newport|Miles & Monk at Newport]]」は、[[1958年]]の[[マイルス・デイビス|マイルス]]と[[1963年]]の[[セロニアス・モンク]]のフェスティバルでの演奏を収録したものである。このアルバムでマイルス、モンク以外の注目すべき[[ソロ (音楽)|ソロイスト]]としては、[[ジョン・コルトレーン]]と[[ピー・ウィー・ラッセル]]が挙げられる。このときのマイルスのバンド(セクステット)は、この後[[コロムビア・レコード]]より「Miles & Coltrane」と銘打ったアルバムをリリースした。
 
フェスティバルの大部分は、[[ラジオ放送局|ラジオ局]]の[[ボイス・オブ・アメリカ]]によって[[放送]]された。また、その演奏の多くは録音され、様々な[[レコードレーベル|レコード・レーベル]]からリリースされた。その中には、デューク・エリントンの[[1956年]]の演奏を編集した「[[:en:Ellington at Newport|Ellington at Newport]]」がある。これは[[ポール・ゴンザルヴェス]]の遠くから聴こえる[[サックス]]ソロが入った"Diminuendo and Crescendo in Blue"の演奏はそのまま残されたものの、オリジナル・アルバムの片面には、エリントンの意向に反し、フェスティバルにおけるライヴ演奏を忠実に模した、スタジオ収録の音源が使用された。これは、音質や音のバランスの問題を解決するための措置であった。
 
[[1996年]]になって、フェスティバルを放送したボイス・オブ・アメリカ保有の録音テープが発見され、これを元にリマスタリングが施された。その結果、ゴンサルヴェスの妙な音色の演奏を含むいくつかの問題点が解決し、フェスティバル当時の演奏が蘇った。ゴンサルヴェスは、ソロをプレイする際、本来使うべきマイクではなく、誤ってボイス・オブ・アメリカのマイクに向かってその伝説的なソロをプレイしてしまった。彼のこのステージにおける演奏は観客を熱狂させ、あわや暴動が起きるかというところまでいったという。