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'''松尾 スズキ'''(まつお スズキ、本名:'''松尾 勝幸'''(まつお かつゆき)、[[1962年]][[12月15日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[劇作家]]、[[演出家]]、[[脚本家]]、[[映画監督]]、[[コラムニスト]]。[[福岡県]][[北九州市]][[八幡西区]]生まれ。父親は[[佐賀県]]、母親は[[鹿児島県]][[阿久根市]]の出身<ref>{{Cite book |和書 |editor=文藝春秋 編<!--松井清人 (国会図書館所蔵のデータに合わせる)--> |year=2006 |title=オカン、おふくろ、お母さん |publisher=[[文藝春秋]]、2006年、 |pages=156 - 157 |isbn=4-16-368690-8}}</ref>。[[八幡大学附属高等学校]](現・[[九州国際大学付属高等学校]])、[[九州産業大学]][[芸術学部]]デザイン学科卒業。劇団『[[大人計画]]』主宰。以前は'''松尾すずき'''と表記していた。愛猫は「オロチ(雌)」、その後「チース」。現在は飼っていない。
 
== 人物 ==
漫画家になりたくて高校生の時に漫画賞に応募し続け、大学ではデザインを専攻し漫画研究会に入ったが、漫研の中で最も絵が下手であったためプライドが叩き潰され、演劇研究会に入った。コメディにも興味があり高校生の時に[[財津一郎]]や[[ジョン・ベルーシ]]の真似を一人部屋でしていたが、演劇研究会でいよいよコメディにはまる。在学中に劇団エクボを創設、学外からも人材を集め公演を行なったが、その後演劇をやめ、4年のとき絵画に目覚め、落第。卒業後は上京し印刷会社でサラリーマンをしていたが、仕事や人間関係が上手くいかず1年で挫折。その後、イラストで細々と生計を立てながら、[[1988年]]、雑誌で団員を募集し、劇団[[大人計画]]を設立。同時期に[[ラジカル・ガジベリビンバ・システム]]に参加。『[[ファンキー! 宇宙は見える所までしかない]]』で第41回[[岸田國士戯曲賞]]受賞。以後、テレビや映画などへ役者としての出演が増える。
 
[[2004年]]公開の映画監督デビュー作『恋の門』は[[ヴェネツィア国際映画祭]]に出品された。漫画原作者としても活動。特に[[漫画家]]、[[河井克夫]]との活動は名義を「チーム紅卍」としている。[[山本直樹]]の漫画原作も手がけている。コラム、小説など著書も多数。[[2006年]]1月、小説『[[クワイエットルームにようこそ]]』で第134回[[芥川龍之介賞|芥川賞]]候補。[[以後、2010年]]、『[[老人賭博]]』で第142回芥川賞候補。[[)、2018年]]、「もうはいとしか言えない」で第159回)にも著作が芥川賞候補となっている。[[2006年]]から[[太田出版]]より、自身がスーパーバイザーをつとめる雑誌『[[hon-nin]]』が刊行されている。
 
私生活では、10年連れ添った妻と[[2007年]]に離婚。[[2014年]]に20歳年下の一般人女性と再婚した。
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* [[怪奇恋愛作戦]](2015年2月21日、テレビ東京系)第7話 - 腹話術芸人 役
* [[地域発ドラマ]]『[[ガッタン ガッタン それでもゴー]]』(2015年10月28日、[[NHK BSプレミアム]]) - 小谷良夫 役<ref>{{cite web|url=http://www.oricon.co.jp/news/2057911/full/|title=谷村美月、町田啓太ら奥飛騨の自然に圧倒 岐阜発地域ドラマ撮影中|publisher=[[オリコン|ORICON]]|date=2015-08-22|accessdate=2015-08-24}}</ref>
* [[曜時代劇 (NHK)|木曜時代劇]]『[[ちかえもん]]』(2016年1月 - 3月、NHK) - [[近松門左衛門]] 役<ref>{{cite web|url=http://www.oricon.co.jp/news/2061340/full/|title=青木崇高×松尾スズキ、『曾根崎心中』誕生秘話を創作|publisher=ORICON STYLE|date=2015-10-26|accessdate=2015-10-27}}</ref>
*[[みをつくし料理帖]](2017年) - 采女宗馬
* [[連続ドラマW]]「[[北斗 ある殺人者の回心#テレビドラマ|北斗 -ある殺人者の回心-]]」(2017年、WOWOW)- 高井聡一 役
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=== 映画 ===
* [[NIGHT HEAD]] 劇場版(1994年) - 都築洋介
* [[愛の新世界]](1994年) - 松木
* [[殺し屋1]](2001年) - 二郎、三郎(二役)
* [[世界の終わりという名の雑貨店]](2001年)
* [[チキン・ハート]](2002年)
* [[ピンポン (漫画)|ピンポン]](2002年) - 橋の上の巡査
* [[突入せよ! あさま山荘事件]](2002年) - 小雀彰夫
* [[DRIVE (映画)|DRIVE]](2002年)
* [[ざわざわ下北沢]](2002年)
* [[日本の裸族]](2003年) - シャブおじさん
* [[恋する幼虫]](2003年)
* [[いま、会いにゆきます]](2004年) - ケーキ屋店主
* [[キューティーハニー (映画)|キューティーハニー]](2004年) - 係長
* [[恋の門]](2004年) - 毬藻田
* [[真夜中の弥次さん喜多さん]](2005年) - ヒゲのおいらん
* [[イン・ザ・プール]](2005年) - 伊良部一郎
* [[スクールデイズ (2005年の映画)|スクールデイズ]](2005年)
* [[同じ月を見ている]](2005年) - 中田
* [[サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜]](2006年) - 東
* [[陽気なギャングが地球を回す]](2006年) - 鴨打
* [[夢十夜|ユメ十夜]] 第一夜(2007年) - 百閒
* [[図鑑に載ってない虫]](2007年、[[三木聡]]監督作品) - エンドー
* [[ヒートアイランドシリーズ|ヒートアイランド]](2007年) - 折田
* [[自虐の詩]](2007年、[[堤幸彦]]監督作品) - 中年男
* [[戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH]](2009年、[[清水崇]]監督作品
* [[ロボゲイシャ]](2009年)
* [[賭博黙示録カイジ|カイジ 人生逆転ゲーム]](2009年、[[佐藤東弥]]監督作品) - 大槻
* [[悪人 (小説)|悪人]](2010年、[[李相日]]監督
* [[まほろ駅前多田便利軒]](2011年、[[大森立嗣]]監督
* [[賭博黙示録カイジ#映画2作目|カイジ2 人生奪回ゲーム]](2011年、東宝、佐藤東弥監督
* [[俺俺]](2013年) - 白バイ警官
* [[まほろ駅前多田便利軒#映画 まほろ駅前狂騒曲|まほろ駅前狂騒曲]](2014年、[[大森立嗣]]監督
* [[ジヌよさらば〜かむろば村へ〜]](2015年) - 多治見
* [[シン・ゴジラ]](2016年) - 早船達也(フリージャーナリスト) 役<ref>{{cite book |和書 |year=2016 |title=ジ・アート・オブシン・ゴジラ(別冊・完成台本)|editor=[[庵野秀明]](企画・責任編集)|publisher=[[カラー (アニメ制作会社)|カラー]] |page=人-14頁 |isbn=978-4-905033-08-0}}</ref><ref>{{cite news|url=http://natalie.mu/eiga/news/183481|title=「シン・ゴジラ」予告で全身ビジュアル解禁、高良健吾ら325人の追加キャストも発表|newspaper=映画ナタリー|date=2016-04-14|accessdate=2016-04-16}}</ref>
* [[奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール|奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール]](2017年) - 木下 役<ref>{{cite news|url=http://natalie.mu/eiga/news/187820|title=妻夫木聡“奥田民生になりたいボーイ”に!大根仁が渋谷直角のマンガ実写化|newspaper=映画ナタリー|date=2016-05-20|accessdate=2016-05-20}}</ref>
* [[音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!]](2018年、三木聡監督) - ザッパおじさん 役
 
=== バラエティ・教養番組他 ===
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=== オリジナルビデオ ===
* [[流星課長]](流星課長)ショートフィルムマガジン「Grasshoppa! VOL.3」収録([[2002(2002]] 監督:[[庵野秀明]])
 
== 脚本・演出担当作品 ==
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* 不倫探偵 〜最期の過ち〜(2015年・作・演出・出演)
* ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン(2016年・作・演出・出演)
* キャバレー(2017年・演出)<ref>{{cite web|url=http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2016/01/21_03.php|title=松尾スズキ演出『キャバレー』が17年1月に再演 出演者オーディションを実施|publisher=シアターガイド|date=2016-01-21|accessdate=2016-01-22 |deadlinkdate=2019-07-03 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20160123162244/http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2016/01/21_03.php |archivedate=2016-01-23}}</ref>
* ニンゲン御破算(2018年・作・演出・出演)(2018年6月7日 - 7月15日、Bunkamuraシアターコクーン / 森ノ宮ピロティホール)- 鶴屋南北役
 
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== 著書 ==
=== 戯曲 ===
* ファンキー! 宇宙は見える所までしかない(1997年・[[白水社]])
* ヘブンズサイン(1998年・白水社)
* キレイ 神様と待ち合わせした女(2000年・白水社)
* 手塚治虫の生涯(2000年・[[ENBU研究所]])
* マイアミにかかる月(2000年・ENBU研究所)
* 嫌な子供(2000年・ENBU研究所)
* ゲームの達人(2000年・ENBU研究所)
* 猿ヲ放ツ(2000年・ENBU研究所)
* 溶解ロケンロール(2000年・ENBU研究所)
* 冬の皮(2000年・ENBU研究所)
* SEX KINGDOM』(2000KINGDOM(2000年・ENBU研究所)
* 鼻と小鼻(2000年・ENBU研究所)
* 嘘は罪(2000年・ENBU研究所)
* ちょん切りたい(2000年・ENBU研究所)
* 生きてるし死んでるし(2000年・ENBU研究所)
* マシーン日記 悪霊(2001年・白水社)
* 母を逃がす(2001年・白水社)
* エロスの果て(2002年・白水社)
* ふくすけ(2002年・白水社)
* ニンゲン御破産(2003年・白水社)
* ドライブインカリフォルニア(2004年・白水社)
* キレイ2005』(20052005(2005年・白水社)
* まとまったお金の唄(2006年・白水社)
* ウェルカム・ニッポン(2012年・白水社)
* ラストフラワーズ(2014年・白水社)
* キレイ 神様と待ち合わせした女(2014年・白水社)
 
=== シナリオ ===
* 恋の門 フィルムブック(2004年・マガジンハウス)
* クワイエットルームにようこそ シナリオ&アーツBOOK』(2007BOOK(2007年・ぴあ)
* ザ・シナリオ 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年・扶桑社)
 
=== 小説 ===
* 同姓同名小説(2002年・ロッキング・オン)のち[[新潮文庫]]
* 宗教が往く(2004年・[[マガジンハウス]])のち[[文春文庫]]
* クワイエットルームにようこそ(2005年・[[文藝春秋]])のち文庫
* 老人賭博(2010年・文藝春秋)のち文庫
** [[すぎむらしんいち]]による[[漫画化]]あり(2011年 - 2012年・[[講談社]]、全3巻)
* 私はテレビに出たかった([[朝日新聞出版]]、2014年 [[朝日新聞]]の[[連載小説]])
 
=== 絵本 ===
* 気づかいルーシー - 文・絵(2013年・[[千倉書房]])
 
=== 漫画 ===
* 破戒(2004年・[[月刊IKKI]]で連載。既刊 1巻([[小学館]]) - 原作、漫画は[[山本直樹]]。
** 破戒〜ユリ・ゲラーさん、あなたの顔はいいかげん忘れてしまいました〜(新装・新編集版、2016年11月17日、[[イースト・プレス]])<ref>{{cite news|url=http://natalie.mu/stage/news/207484|title=松尾スズキ×山本直樹のマンガ「破戒」が復刊、2人のトーク&サイン会も|newspaper=ステージナタリー|date=2016-10-31|accessdate=2016-10-31}}</ref>
 
=== エッセイ他 ===
* 大人失格(1995年・[[マガジンハウス]])のち[[光文社]]知恵の森文庫
* 第三の役たたず(1999年・情報センター出版局)のち光文社知恵の森文庫
* この日本人に学びたい(1999年・[[ロッキング・オン]])のち光文社知恵の森文庫
* ぬるーい地獄の歩き方(1999年・演劇ぶっく社)のち文春文庫
* 永遠の10分遅刻(2001年・ロッキング・オン)
* これぞ日本の日本人(2001年・[[ぴあ]])のち光文社知恵の森文庫
* 演技でいいから友達でいて 僕が選んだ舞台の達人(2001年・岩波書店)のち[[幻冬舎文庫]]
* 寝言サイズの断末魔(2003年・[[扶桑社]])のち扶桑社spa! 文庫
* 撮られた暁の女 松活妄想撮影所(2003年・扶桑社)
* 実況生中年 寝言サイズの断末魔2』(20042(2004年・扶桑社)のち扶桑社spa! 文庫
* スズキが覗いた芸能界(2004年・[[太田出版]])のち[[新潮文庫]])
* 監督ちゃん 松尾スズキの映画恋の門制作日記(2004年・ロッキング・オン)
* ギリギリデイズ 文春文庫 2005
* 厄年の街 寝言サイズの断末魔 3』(20063(2006年・扶桑社)扶桑社spa!文庫 2012
* 12歳の大人計画 課外授業ようこそ先輩(2006年・文藝春秋)
* 東京物欲道場 デジモノステーションPRESENTS』(2007PRESENTS(2007年・ソニーマガジンズ)
* ドブロクの唄(2008年・新潮社)
* サビシーマン 寝言サイズの断末魔IV』(2008IV(2008年・扶桑社)扶桑社spa!文庫 2012
* 中年入門(2008年・朝日新聞出版)
* 俺はモテても困らない 松尾スズキの突然独身ブログ(2009年・ロッキング・オン)
* ニャ夢ウェイ [[河井克夫]]共著(2009年・文春文庫)
* ニャ夢ウェイ2-4  河井克夫共著(2009年・ロッキング・オン)
* ニッポンで笑う お婆ちゃん!それ、偶然だろうけどリーゼントになってるよ!! 3 河井克夫イラスト(2013年・[[東京ニュース通信社]])
* 人生に座右の銘はいらない(2013年・朝日新聞出版)
* 現代、野蛮人入門(2014年・角川SSC新書)
 
== 脚注 ==
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* [http://otonakeikaku.jp/ 大人計画]
*{{NHK人物録|D0009071310_00000}}
* {{Tvdrama-db name}}
* {{JMDb name|0743050}}
* {{Allcinema name|122604}}
* {{Kinejun name|126284}}
* {{IMDb name|0559618|Suzuki Matsuo}}