「日本の鉄道駅」の版間の差分

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===== 簡易委託駅 =====
一般的に委託駅と言うとこの形式を示すことが多い。業務委託駅と区別するため、「簡託(駅)」「簡委」と通称されることもある。乗車券類の発売([[出札|出札業務]])が、鉄道会社から[[市町村]]・[[農業協同組合|農協]]・駅前商店・個人などに委託された駅をいう。
 
基本的に、簡易委託駅の駅員は乗車券類の発売など、窓口の出札業務だけを行う。このため、[[集札]]及び[[改札]]などの業務は、その駅に停車する列車の乗務員が行う。
 
[[集札]]及び[[改札]]などの業務は、その駅に停車する列車の乗務員が行う。
 
一般的に委託駅と言うとこの形式を示すことが多い。
 
業務委託駅と区別するため、「簡託(駅)」「簡委」と通称されることもある。
 
分類上は無人駅の一種となる。
 
形態的には駅舎内で乗車券類を発売する駅と、受託者の自宅や商店などで発売する駅がある。
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駅舎内で委託している場合でも、委託駅員が直接客扱いを行うことはなく、窓口で発売される乗車券類も、原則として近距離乗車券や回数券等に限られるなど制約がある。ただし、JR北海道・JR東日本・JR西日本・JR九州管内においては、子会社や市町村などの公益団体委託を中心とした一部の簡易委託駅で委託駅員が集改札や精算を行っているケースもみられるので、一概には言えなくなっている。また、市町村委託などの場合は全国の乗車券を販売できる契約を結ぶ例もある。簡易委託駅の委託駅員は市販の事務服など私服で勤務しているケースが多い。
 
受託者側に発売所を置いている場合は、駅舎があっても駅業務には使用されず、外見上には無人駅と変わりがない。また、国鉄時代に簡易委託化される場合は[[官報]]または国鉄により公示されていた。公示は単に「無人駅化」であるが、この意味は'''国鉄職員を配置しないこと'''であり、委託者についてはこの限りではない。分類上、無人駅の一種とされていることは、このような理由にもよる
 
なお、営業時間が24時間でない駅もあるため、[[高山本線]]や[[太多線]]のように夜間にワンマン列車を運転する路線については、回収ボックスに入れる形式となっている。上記路線の他にも、JR東海管内の[[東海道本線]]・[[中央本線]]以外の路線では閉鎖時間は車掌が集札を行っている。