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レントゲン学の第一人者で[[温泉]]学・[[医学史]]の分野においても数多くの業績を残している。
 
== 人物 ==
剛一は、偉人や著名人の墓を訪ね歩く[[墓めぐり#日本の「掃苔」文化|掃苔]]活動を趣味とし、同好団体の東京名墓顕彰会を設立したほどであった{{Sfn|森|2004|p=77}}。妻の和子も同会の機関誌『掃苔』の編集を手伝ううちに影響されて掃苔に没頭していき{{Sfn|読売新聞|1938|p=2}}{{Sfn|読売新聞|1940|p=7}}、家事の合間を縫って東京の諸寺院を巡り、各故人の墓を調査するようになり、[[1940年]](昭和15年)にはその成果をまとめた『東京掃苔録』を出版するに至った{{Sfn|読売新聞|1940|p=7}}。同書は593寺・2477名を収録しており、以後も再版が繰り返されている名著である<ref>[https://www.library.metro.tokyo.jp/readings/closeup_tokyo/20111109/ 『東京の墓地・霊園』の巻] - [[東京都立図書館]]、2019年7月7日閲覧。</ref><ref>[https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000001216239-00 1973年、八木書店から]、[https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000001719050-00 1982年、『続日本史籍協会叢書』として東京大学出版会から]、[https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000002932377-00 2000年、『日本人物情報大系 第57巻』に収録、皓星社から]、2019年7月7日閲覧。</ref>。
 
== 主な著作 ==
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*藤浪剛一, 原邦郎著『レントゲン深部放射の一般概念』 吐鳳堂書店, 1928年.
*藤浪剛一[ほか]共著『れんとげん学』 改訂第5版, 南山堂, 1928年.
 
== 脚注 ==
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== 参考文献 ==
*大鳥蘭三郎「故藤浪剛一先生略歴及び病歴」『日本医史学雑誌』第1315号, 1943年5月28日, 217-219頁.
* {{Cite news|title=自慢一ト色 お墓 藤浪和子氏(談)|author=[[読売新聞]]|newspaper=読売新聞 夕刊|year=1938|date=1938-10-08|publisher=[[読売新聞東京本社|読売新聞社]]|page=2|ref=harv}}
* {{Cite news|title=人の墓、浄めて六年 藤浪博士夫人の「東京掃苔録」上梓|author=読売新聞|newspaper=読売新聞 朝刊|year=1940|date=1940-06-07|publisher=読売新聞社|page=7|ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|last=森|first=まゆみ|title=大正快女伝 35 物集和子 おだやかな掃苔の日々|journal=本の話|volume=10|issue=7|date=2004-07-01|year=2004|pages=74-77|publisher=[[文藝春秋]]|naid=40006296424|ref=harv}}
 
== 外部リンク ==