「フランス国立東洋言語文化学院」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
別称等についてrefつきで補足など。
Clarins07 (会話 | 投稿記録)
大学の概要として不適切なため削除
6行目:
 
==概要==
フランスの教育法では、大学とは別の{{仮リンク|特別高等教育機関|fr|Grand établissement|en|Grands établissements}}({{lang-fr-short|Grand établissement}}、グランデタブリッスマン)の一つであるが、フランスで最も名門とされる[[グランゼコール]]には全く含まれず、グランゼコールのような超難関の個別入学試験も一切なく、[[バカロレア (フランス)|バカロレア]]を取得したものであれば誰でも入学が可能である。位置付けは大学と全く同等である。
 
「[[大学]]」に和訳されるが、文字通り、「イナルコ」の「イ」とは「アンシティテュー」([[wikt:institut#フランス語|Institut]])の略字で、「[[学院]]」の意味がある。
要するに、イナルコというのはフランスの法律上では大学(ユーニヴェルシテー [[wikt:université#フランス語|Université]])ではない。中世のキリスト教会によって設立された[[ソルボンヌ]]などの大学と違って、イナルコは近世のフランス絶対王政の高等教育機関として設立されたのである。[[ルイ14世 (フランス王)|ルイ14世]](在位1643-1715)親政下の財務総監の[[ジャン=バティスト・コルベール]] (Colbert) が[[重商主義]]政策を推進すると、「[[東洋]]」市場の開拓と東洋の国家との交流を発展させるため、イナルコの前身であった「王立若手言語学校」(École des jeunes de langues)が設立された(1669年)。[[トルコ語]]や[[アラビア語]]の翻訳・通訳できる人材の育成がその使命であった。