「オカトラノオ属」の版間の差分

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== 概要 ==
[[多年草]]、[[越年草]]または小[[低木]]。[[茎]]は直立、斜上、または匍匐する。[[葉]]は全縁で、茎に互生、対生または輪生し、縁は全縁である。[[花]]の色は黄色または白で、茎の先に総状または円錐状につくか、葉腋に1個つく。[[花冠]]は鐘状または、高杯状から車形で、ふつう5裂、まれに3-9裂する。種皮[[萼]]種子深く5裂、密着する。全世界分布3-9裂し、160種ほど知られており果時まで残る。[[雄蕊]]は5個アジアの温帯とき多い6-9個ある日本に[[雌蕊|子房]]18種あり球形または楕円形で花柱は糸状。[[帰化植物果実]]も確認されている。は[[蒴果]]でふつ縦に5-7裂するがウミミドリツマトリソウきに裂開しない。[[種子]]別属とさ網目模様の種皮に包まていた<ref name="H.Ohashi">『改訂新版 日本の野生植物 4』pp.191-195</ref>。
 
== 分布 ==
属名 '' Lysimachia'' は古代[[マケドニア王国]]([[トラキア]])の王[[リュシマコス]]の名にちなむ。伝説によると、リュシマコス王がたけり狂った牝牛におそわれそうになったとき、この属の植物をふったら、その牝牛が鎮まったという。または、lysis + mache で、「終わる、ほどける」+「競争、争い」の意味<ref name="Makino">『新分類 牧野日本植物図鑑』p.1466</ref>。
全世界に分布し、160種ほど知られており、アジアの温帯に多い。日本には18種あり、[[帰化植物]]も確認されている。うち、ウミミドリとツマトリソウは別属とされていた<ref name="H.Ohashi" />。
 
== 属名の由来 ==
属名 '' Lysimachia'' は古代[[マケドニア王国]]([[トラキア]])の王[[リュシマコス]]の名にちなむ。伝説によると、リュシマコス王がたけり狂った牝牛におそわれそうになったとき、この属の植物をふったら、その牝牛が鎮まったという。または、lysis + mache で、「終わる、ほどける」+「競争、争い」の意味<ref name="Makino">『新分類 牧野日本植物図鑑』p.1466</ref>。
 
== 日本に分布する種 ==