「ダンウィッチの怪」の版間の差分

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→‎解説: 165ドルが支払われたのは「クトゥルーの呼び声」でした。訂正します。
24行目:
:彼の体には、まず骨がなく衣類で隠されている部分以外は、人間と似ても似つかない姿だった。上半身は、まだ人間の形こそしていたがワニのようなゴワゴワした皮膚に毛が生えている。また吸盤の着いた触手が生え、色とりどりに変色していた。下半身は、完全に人間と異なる形になっていて脚は、恐竜の後ろ脚のような形で先端は、肉趾になっている。尻にピンクの未発達の目玉のような器官、口のようなものなどがあった。血液の代わりにペンキのような粘液が滴っていた。
:死後に発見された日記には、魔術以外にも住民とのトラブル、祖父の計画に対する不安や失敗の可能性、弟が自分より父親に似ていて知能が高い以外に非人間的な発想をしていることに驚きの感想を残していた。また人間を滅ぼしても人間に近い自分が結局は、旧支配者たちから疎外される恐れについて悩んでいたらしい。
;;:ウィルバーの弟(Wilbur's brother)
::ウィルバーの双子の名もない弟。兄よりもはるかに父親に似ているとされ、成長が早く、全身に無数の触手と眼を有した家ほどの巨大な体に、ウェイトリー一族の特徴を備えた人間に近い顔を持つ。その姿は、酷い悪臭がして普段、人には見えず動いた後には、シダ植物の葉脈ような溝が着いた樽ほどの大きな丸い足跡と黒いタールに似た粘液が残る。誕生後、祖父によって家の中に匿われていたが祖父の死後に、その世話を引き継いだウィルバーが死ぬと餌を求めて家を破壊して外に飛び出し、ダニッチ村の家や家畜を次々と襲っていた。
::その事件を知って村に赴いたヘンリー達に[[ネクロノミコン断章#アイテム|イブン・ハジの粉]]をかけられたことで姿を現し、ヘンリーがウィルバーの日記を解読して会得した呪文を、彼らが唱えたことによって父の名を呼びつつ消滅した。
::兄弟ウィルバーの日記によれば高い知能を持つが人間らしい脳は、持っていないとされる。旧支配者が地球に帰還した後は、何もかもが変わるので兄のように彼らから疎外されるといった悩みを持っていなかった。またまだまだ自分たち兄弟は、成長して人間らしい部分が失われて行くことを指摘している。
;老ウェイトリー(Old Whateley)
:ウィルバーの祖父でラヴィニアの父。ウィルバー誕生後、ある目的のために家を増改築し、牛を定期的に買い続けた。事ある毎に数世紀前の古い金貨を使用している。ウィルバーに魔術の手ほどきをし、1924年に孫に忠告を残して亡くなる。生前に「息子がセンティネル丘の上で父親の名前を叫ぶ日が来る。」と住民に話していた。