「マライヒ」の版間の差分

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頭脳面ではパタリロ、バンコランも認める推理力を持ち、マッチ棒パズルを解いたり、デュモンの犯罪やパタリロが解けなかった事件を解決している。論理的・合理的であるかは別に不可能である可能性を潰していく消去法で推理することが特徴。柔軟な思考が基本で、頑なな現実主義者で、超常現象を認めないバンコランと違ってオカルト方向への理解や現象も受け容れており、そうしたものへの関心と興味も強い為に、その部分が絡む話ではバンコランよりも主役級の扱いになる。
 
当初はバンコラン同様、パタリロにとっては恰好のおちょくり相手だったものの、回が進むにつれてパタリロのおちょくりを適当にスルーしたり、またはパタリロを乗せてその推理力や洞察力を利用したりという強かな面も見せており、ある意味バンコランよりもパタリロのおちょくりに対する免疫を付けたり、扱い方、付き合い方を心得ている模様。
 
バンコランへの見せしめとして、キーン・バンコランに[[強姦|レイプ]]され写真をばら撒かれた事もあり、またバンコランの昔の恋人であるデミアン=ナイト中佐にも薬を盛られ朦朧としている所をレイプされ、それを知ったバンコランがデミアンとの決別を決意する場面などがある。
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普段は冷静沈着だが、かなりのヤキモチ焼きなためバンコランの浮気が絡むと感情的になるという弱点がある。ただし、その怒りパワーは凄まじく、一度火が着いたらバンコランやパタリロが一方的にやられるだけではなく、タマネギ達の集団突撃はおろか、精鋭中の精鋭である黒タマネギ達の複数攻撃をも撥ね除けてしまい、超合金製[[シェルター]]を素手で壊した事もあり、パタリロ、バンコラン、タマネギ部隊の内輪揉めでは作中最強の人物となっている。また爪部分もこの時には鋭角に伸びて、これに引っかかれると、バンコランも顔を碁盤目状にひっかき傷を付けられる無様な姿になってしまい、パタリロやタマネギ達も巻き添えでズタボロにされる程である。
 
パタリロの変装には呆れている(パタリロの肥満寸胴体型から、どんな変装をしてもパタリロだと一発で判るので)が、下ぶくれの頬が隠れる変装は褒めており、「アイ・ラブ・マライヒ」では、亡くなった母親に容姿が似ていたとしてマライヒを慕うマーク少年に似ていた事で、マーク少年とパタリロの区別も付かなかった事がある。しかし、バンコランの恰好をしたパタコランになった時には'''「その冗談だけは止めろ!」'''と激昂して暴れる程で、自分の変装であるパタイヒにも鉄拳が飛んでいる。
 
バンコラン菌という美青年の男色欲求を著しく高める細菌が、マリネラにおけるタマネギ部隊の嗜好を一変させたというエピソードに付随して、その抑制者たる'''マライヒ菌'''が設定された。この細菌はマライヒ本人からのみ抽出され、一般人には影響を及ぼさないが、バンコラン菌の浮気を抑制したり、特殊な細菌に対して殺傷能力に優れるといった[[宿主]]の特性を受け継ぐ存在である。
 
バンコラン唯一の伴侶である事に変わりはないが、バンコランに近付く美少年は徹底的に排除したがる傾向があり、それはバンコランの眼力によってロボットでありながらバンコランに恋をしたαランダムに対しても行うほどにバンコランへの独占欲が強いものの、一方でそうしたバンコランにふられた美少年への憐憫感情も垣間見せており、バンコランを愛するが上に、同じように惹かれた美少年達が身を退くのを見ると、ホッとする反面、同情的な素振りも見せている。
 
== パタリロとの関係 ==
前述通り、当初はパタリロの命を狙う敵役だったものの、バンコランによって改心し、彼の伴侶となってからは、共にマリネラを訪れて、パタリロに協力を要請したり、またはパタリロに不本意ながら助力するという関係になっていくが、バンコラン同様にパタリロに嫌悪感を抱くことはあるものの、それでも回が進むにつれて、バンコランほど嫌悪するという事は無く、パタリロを頼ってマリネラや、各国のマリネラ大使館に訪れたり、超常現象絡みの話では、パタリロと共にその問題に向き合う事が多くなった。
 
当初はじめはバンコラン同様、パタリロにとっては恰好のおちょくり相手だったものの、回が進むにつれてパタリロのおちょくりを適当にスルーしたり、またはパタリロを乗せてその推理力や洞察力を利用したりという強かな面も見せており、ある意味バンコランよりもパタリロのおちょくりに対する免疫を付けたり、扱い方、付き合い方を心得ている模様で、バンコランから教わったパタリロに協力を求める時に報酬をちらつかせたり、それをダシにして上手く乗せるという事も多くなった。更にバンコランの代理でパタリロのボディガードを引き受けたり、パタリロの元に出向く事も少なくない
 
パタリロの発明品に関しても、バンコランよりは受け容れる素養があるが、その発明品故にトラブルに巻き込まれる事もままあるものの、バンコラン同様にパタリロとは決して悪い関係ではない。
 
== 姓について ==
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; [[パタリロ西遊記!]]
:[[玄奘]][[三蔵法師]]の役を演じる。詳細は当該項目を参照。
:近年のマライヒに慈悲深い三蔵のキャラクターがプラスされているので、[[孫悟空]](パタリロ)に対して優しく接しており、本編での二人の関係とは大きく異なる。アニメ版で[[前世]]の人格になった時、本編のマライヒの人格が出た事がある。また、十六羅漢の蛮古(バンコラン)にとっては、師匠である「渾然老師の生まれ変わりである究極の美少年」として激しく愛されているが、本編同様プレイボーイである蛮古や、蛮古に恋する美少年達に嫉妬の炎を燃やすところも同じ
 
==マライヒを演じた人物==