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==== 報時球・報時砲 ====
[[File:Royalobs.jpg|thumb|280px|[[グリニッジ天文台]]に設置された[[経度の歴史#報時球の設置|報時球]]はテムズ川河畔側から南方に見える]]
本格的な時報は[[イギリス]]の[[グリニッジ天文台]]に[[1833年]]に初めて設置された報時球(タームボールまたはタイムボール、[[:en:Time ball|time ball]])に始まる<ref name="history235" />。報時球は、報時檣の頂部に設置された、垂直なポールに貫通された球体である。グリニッジ天文台では午後1時にロンドンを出港する[[船舶]]向けに赤い木製の球体を落下させて時報とした<ref name="history235" />。これは鐘や太鼓よりも広範囲に時を知らせることができ音よりも時間差が少ないという長所がある<ref name="history235" /><ref>人が視覚として受け取る「[[光]]」は、聴覚として受け取る「[[音]]」よりも、空間中を速く伝わるため</ref>
 
[[電信]]による時報が実用化された[[1852年]]には、[[グリニッジ天文台|グリニッジ]]から制御される報時球が[[ストランド (ロンドン)|ストランド]]に設置された。しかし技術的な問題から正確な時刻を知らせることができず、まもなく使われなくなった。グリニッジに制御される報時球が実用的になったのは、[[1856年]]からである。