「シュワルツローゼ重機関銃」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2019年7月}}
{{銃器2|
|画像=[[画像:MG 07 12 for AA fire.jpg|250px]]
|説明=[[ウィーン軍事史博物館]]に展示されたシュワルツローゼ重機関銃。第一次世界大戦期の用法を再現したもので、急造の高射火器として用いるため、木製の車輪の上に銃架ごと載せられている。
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全体のデザインは[[マキシム機関銃|マキシム重機関銃]]を参考に、銃身の冷却に[[水冷]]式を採用。一方で作動機構は独自の固定式銃身と遅延反動式(ブローバック)である。当時他国で使用されていた水冷式重機関銃に比べて、水冷機器部分が短く作られているが、これは発射時の腔圧を上げ過ぎないよう、銃身が短めに設計されているためである。使用[[弾薬]]は8mmx56Rで知られる口径7.92mmのリムド弾で、250発の布ベルトを射手から見て右側から給弾する。発射速度は初期のシュワルツローゼは400発/分であったが改良型では880発/分まで向上している。また対空射撃に使用出来るよう[[三脚]]部分の高さを調節することで可能となる。運用は通常3名以上で行われる。(指揮観測手・弾薬手・射手)
 
シュワルツローゼ重機関銃はその後次々と改良され、厚さ7.0mmの防弾盾を取り付けたタイプ、二輪車などに取り付けることが可能なタイプや三脚から二脚に変更した物、当初装備されていた弾薬塗油装置を廃止した物、さらに[[1917年]]にはシュワルツローゼを航空機用機関銃に改良した物や、艦船用対空機銃に改良された物など多くのタイプが誕生している。ただし航空機用に開発されたシュワルツローゼは、登場時は射撃時のプロペラ同調<ref group="注釈">当時航空機の固定機関銃は[[プロペラ]]部の後方に配置されていた為、射撃する際には弾丸がプロペラ部に当たらないようにプロペラの回転数と機関銃の発射速度を調節させる方法が取られていた。</ref>に不具合が生じたためか、高評価は得られなかった。(後にこの不具合は解消)
 
==シュワルツローゼ重機関銃のバリエーション==
(記述している型番以外にも存在あり)
 
*M.07・・・初期生産型シュワルツローゼ重機関銃
*M.07/12・・・M.07の改良型。主にオーストリア=ハンガリー帝国軍の標準重機関銃として使用された
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また[[第二次世界大戦]]中には[[フィンランド軍]]が[[冬戦争]]や[[継続戦争]]でカールグスタフ社から購入したM/14タイプを最前線で使用し、ナチス・ドイツでも[[オランダにおける戦い (1940年)|オランダ占領]]時に捕獲した本銃を「MG07/12」と命名し、[[国民突撃隊]]など2線級部隊や同盟国であった[[ハンガリー軍]]などに供給を行っている。
 
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<references />
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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