「ベルトーチカ・イルマ」の版間の差分

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初登場時には、カミーユとクワトロを宇宙に離脱させるため、複葉機「コメット」で[[ガルダ (ガンダムシリーズ)#アウドムラ|アウドムラ]]に合流し、必要なシャトルを備えるヒッコリーへ導く。そこで[[ニュータイプ]]として知っていた[[アムロ・レイ]]と出会い、興味を持った後は恋仲にまでなっている。ニュータイプ適正は不明であるが直観力や第一印象でのインスピレーションは鋭く人物評価像は間違ってはいない。アムロに対しては「良かった、優しそうな人で・・・一年戦争の英雄と聞いてたので、もっと好戦的な人と思ってた」と安堵感から本人の前で本音を曝け出してしまうのが欠点で逆にシャア(クワトロ)には「戦争が好きで怖い人で嫌い」と評しているが、シャア=ジオン遺児のキャスバルが同一人物であり、戦友のセイラが妹と言う事情も言わずともアムロは理解しており「決めつけるな!」と激怒した・・・全く事情を知らないので当然なのだがベルトーチカは同じホワイトベースのクルーであるであるハヤト・コバヤシに「あたし、何か悪い事を言いましたか?」と聞き、ハヤトは「気にしなさんな」と彼女とアムロの境遇の差を理解したので流していた。因みに小説版『ガンダムZZ』でブライト・ノアには対面した時は「温かみがありインテリジェンス(知性)を感じます」と評価し初対面の人物に本音を言うのはアムロも交際中の彼女に「ベル(ベルトーチカの愛称)の悪い癖だ」と柔らかく咎めている(勿論、ベルトーチカも謝罪している)。アムロと初対面の後に「この人は何かに怯えている」とモビルスーツに乗る事に躊躇する彼に「目を覚ませばいいのよ」と彼女が後押しした経緯もあるが、パイロットとしてのアムロの復活を望みつつ彼を危険に晒したくない、戦争は大嫌いだが戦う時は自分も躊躇なく銃座に付く、と矛盾を抱えながら戦災孤児の境遇として生きてきた。かつ、母性本能が強い女性としてアムロも感謝していたが自分が戦士として軟弱になってしまう理由で別れたのは小説『逆襲のシャア・ハイストリーマー』でもブライトには語っている。
 
アムロのことを思うあまり[[ガンダムMk-II]](ただし、機体性能は[[ガンダムMk-II]]と[[リック・ディアス]]はほぼ互角で細かい性能差はあるものの戦闘性能としてはほぼ同等であり、同系統兄弟機で同時代(一年戦争)同陣営(地球連邦軍)の高性能試作機の[[ガンダム (架空の兵器)|ガンダム]]と安価簡易量産機[[ジム (ガンダムシリーズ)|ジム]]のように明確に戦闘性能差が露骨に出ものわけではない)をアムロに譲るようカミーユに強要した際には、彼から「そうした行動がアムロを殺すことになる」という趣旨の言葉を言われたこともあった。また、アムロと同じくかつての[[ホワイトベース]]・クルーであるミライから彼のことを詳しく聞きだそうとした際には、彼女に「もっとじっくり他人と付き合っていくことも必要」と諭されたことに加え、「不用意に他人の心に入り込み過ぎる」として厳しく叱責された。ベルトーチカ自身はカミーユやミライに嫉妬している面もあったことから、素直にそういった意見を受け入れられない心境であった。
 
カミーユを弟や弟子の様に可愛がり後見人として尽くすアムロ、自分の命も顧みずミライ親子を救おうとするアムロ、それらはアムロの過去の全てが影響している面があるのを理解しているからこそ、アムロのことを全て理解したいと、距離を縮めようと焦って、カミーユに対してガンダムMk-IIをアムロに譲るように要求もした<ref>『機動戦士Ζガンダム』第17話より。</ref>。それはアムロへの愛情が強いがゆえであり、戦争という状況下で危険は必然であることは頭で理解しつつも、アムロが無事生還したにもかかわらず毎回のように抱擁しながら号泣していた。パイロットとして復活を望んでいた反面、戦場に身を投じるアムロを心底心配し、心の葛藤を生むことになる。
 
ダカール演説作戦時はカレン・ラッセルという偽名で報道陣として潜入し、事実上の作戦参謀であったことがアムロによって語られ、作戦終了後に成功を祝ってアムロにキスを要求して交わしている。