「ちょうこくしつ座」の版間の差分

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| bordering = [[くじら座]]<br />[[みずがめ座]]<br />[[みなみのうお座]]<br />[[つる座]]<br />[[ほうおう座]]<br />[[ろ座]]
| notes=}}
'''ちょうこくしつ座'''(彫刻室座、''Sculptor'' )は、南天の[[星座]]の1つ。19[[18世紀]]に[[ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ]]が考案した星座の1つで、ラカーユが考案し現在も使われている14の星座の中で最も大きい{{R|Ridpath}}。日本でも見ることができるが、高度が低く明るい星もなく、その割に面積は広いため、探しにくい星座である。しかし、特徴のある銀河などによりアマチュア天文家にはよく知られる。[[銀河座標|銀河南極]]がこの星座内にある。
 
== 主な天体 ==
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== 由来と歴史 ==
[[ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ]]が、1751年から1752年にかけて[[喜望峰]]で観測を行っていた際に考案された{{R|Ridpath}}。1756年に彼が出版した南天の天球図では、フランス語で「彫刻家のアトリエ」を意味する ''l’Atelier du Sculpteur'' として描かれて{{R|Ridpath|Ridpath2}}、後の1763年に刊行された彼の天球図ではラテン語化された''Apparatus Sculptoris'' とされている{{R|Ridpath}}。
 
現在の''Sculptor'' という短縮した名称は、1844年にイギリスの[[ジョン・ハーシェル]]が提案した。これが翌年の1845年に出版された[[フランシス・ベイリー]]のカタログで採用され{{R|Ridpath}}、1922年に[[国際天文学連合]]により88の星座が定められた際にも採用された。
 
1756年に彼が出版した南天の天球図では、フランス語で「彫刻家のアトリエ」を意味する ''l’Atelier du Sculpteur'' として描かれ{{R|Ridpath|Ridpath2}}、後の1763年に刊行された彼の天球図ではラテン語化された''Apparatus Sculptoris'' とされている{{R|Ridpath}}。現在の''Sculptor'' という短縮した名称は、1844年にイギリスの[[ジョン・ハーシェル]]が提案した。これが翌年の1845年に出版された[[フランシス・ベイリー]]のカタログで採用され{{R|Ridpath}}、1922年に[[国際天文学連合]]により88の星座が定められた際にも採用された。''Sculptor''という学名を直訳すると「彫刻家」であるが、日本では「ちょうこくしつ」という名称が正式な固有名とされている
 
== 脚注 ==