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[[田村正和]]演じる警部補の古畑任三郎が、ゲスト俳優演じる犯人による殺人(一部殺人で無い案件もあり)の[[アリバイ]]や[[トリック (推理小説)|トリック]]を巧みな話術と卓越した推理力で崩していき、完璧と思われていた犯行の真相を解明していく。
 
本作は、『[[刑事コロンボ]]』で知られる[[推理小説#倒叙(とうじょ)|倒叙もの]]と言われる形式でストーリーが進行していく。これは、犯行の様子の全容をまず見せておき、刑事の古畑任三郎が真犯人とのやりとりから容疑を固め、最後に自供に追い込むというパターンである。また、犯人は(ストーリーの中の世界で)有名人や社会的地位の高い人物が多いのも「コロンボ」と同様で、ゲストには人気俳優が多数登場しており、変り種では本放送当時現役のメジャーリーガーであっ[[イチロー]]が本人かつ犯人役で出演している。日本の刑事ドラマでは珍しく、被害者役にも(本放送時点で)知名度の高い俳優やタレントが起用されることが多く、[[きたろう]]、[[角野卓造]]、[[藤村俊二]]、[[伊集院光]]、[[板尾創路]]、[[及川光博]]といった人物が被害者役で出演しており、ファイナルに出演した[[藤原竜也]]と[[松嶋菜々子]]は被害者と加害者の二役を演じている<ref>前者は加害者ながらもう一人の犯人である[[石坂浩二]]の策略で殺害され、後者は松嶋が双子で一人二役を演じている。</ref>
 
視聴率は第1シーズンで平均12〜15%とあまり高くなかったが、再放送で人気を集め、第2シーズン以降は平均視聴率20%を越える人気作品となった。また、古畑の部下である今泉慎太郎を主人公にした[[スピンオフ]]ドラマ「今泉慎太郎」深夜枠で放送され話題を集めた。レギュラー放送終了後も単発の新作が製作され、2006年の「ファイナル」をもって完結した。その後、[[2008年]][[6月14日]]の19:00-20:54([[日本標準時|JST]])に、古畑の少年時代(古畑役は[[山田涼介]])を描いた『'''古畑中学生'''』が放送され、オープニングには田村正和も登場した。
 
松本幸四郎(現・[[松本白鸚 (2代目)|2代目松本白鸚]])親子がシリーズを通して出演しており、次女の[[松たか子]]が第2シーズン、長男の市川染五郎(現・[[松本幸四郎 (10代目)|10代目松本幸四郎]])が第3シーズン、幸四郎本人が2004年版スペシャルに登場している(松たか子のみ犯人役ではない)。