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'''新宿NSビル'''(しんじゅくエヌエスビル)は、[[東京都]][[新宿区]][[西新宿]]二丁目の[[新宿新都心]]の一角にある[[超高層建築物|超高層ビル]]。略称「NSビル」としても知られる。
 
== 概要 ==
新宿副都心建設公社が造成した[[淀橋浄水場]]跡地である当ビル[[敷地]](新宿新都心2号地)は、[[1969年]]に[[大成建設]]が[[落札]]して取得した。同社は既に新都心10号地を[[新宿センタービル]]用地として共同で取得し、当用地も自社開発する方針を定めたが、その後、ビル所有希望希望者に土地を売却し、工事施工者として事業参画することなり、[[日本生命保険]]が大成建設から取得することになった<ref>『新宿NSビルの30年』p.30</ref>。
 
[[大阪府|大阪]]が発祥の日本生命は、[[1963年]]、東京・[[有楽町]]に日本生命日比谷ビル([[日生劇場]])を建設し、[[日本橋 (東京都中央区)|日本橋]]にあった東京総局を同ビルに移転。それを契機に東京での事業拡大を図り、都心部を中心に[[不動産]][[投資]]を進め、[[1971年]]に大成建設が取得した土地を譲り受け、超高層ビルを建設することを決定した<ref>『新宿NSビルの30年』p.30 - 31</ref>。
 
日本生命は超高層ビル建設にあたって、事業共同化を検討し、[[1974年]]に新都心地区に[[新宿住友ビル]]を完成させた[[住友不動産]]と交渉を持った。その結果、両社が手を組み共同でビルを建設することで合意。[[1976年]]に基本協定を締結した。建物持分比率は日本生命55%、住友不動産45%とし、土地は借地方式とした。また建物設計は[[日建設計]]([[林昌二]])<ref>{{cite news |title=(おくやみ)林昌二氏が死去 建築家、元日建設計副社長|author= |agency=|publisher=日本経済新聞 |date=2011-12-02|url=https://wwwr.nikkei.com/article/DGXNASDG02017_S1A201C1CC0000/|accessdate=2019-02-11}}</ref>、施工は大成建設と決まり、ビル建設に着手<ref>『新宿NSビルの30年』p.31</ref>。[[1982年]]9月に竣工した<ref name="ns52">『新宿NSビルの30年』p.52</ref>。
 
新宿NSビルという名称は、プロジェクトチーム立ち上げの際にオーナー2社の頭文字から付けた仮称だった。竣工に向けて正式名称が数多く検討されたが、最終的に新宿NSビルという呼称がそのまま正式名称となった<ref name="ns52" />。