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== 生物学特徴 ==
[[Image:Fossil-oyster.jpg|thumb|約2500万年前と推定される牡蠣の化石]]
約2億95千万年前から始まる[[ペルム紀]]には出現し<ref name=yokoyama />[[三畳紀]]には生息範囲を広げた。浅い海に多く極地を除き全世界に分布する<ref name=Chinzei>鎮西清高、『カキの古生態学』 Fossils. (31), 27-34, 1982-06-21, {{naid|110002703443}}</ref>。時に大規模に密集した漏斗状のカキ礁の化石が出土することもある<ref name=yokoyama>横山芳春、安藤寿男、橋本聡子、『大規模カキ化石密集層のタフォノミー : 茨城県霞ヶ浦周辺の第四系更新統下総層群を例に』 Fossils. (76), 32-45, 2004-09-22, {{naid|10017457601}}</ref>。着生した基盤に従って成長するため殻の形が一定せず、波の当たり具合などの環境によっても形が変化するため、外見による分類が難しく、野外では属さえも判別できないこともある。このため、って未だに分類が混乱しているため、DNA解析による分類がなされつつある。
 
雌雄同体の種と雌雄異体の種があり、マガキでは雌雄異体であるが生殖時期が終了すると一度中性になり、その後の栄養状態が良いとメスになり、悪いとオスになるとされている<ref>[http://oo.spokon.net/yasu/kai/kaki.htm 阿部泰宜、カキ(牡蠣)編:愉「貝」な仲間たち!]</ref>。殻から年齢を推定する信頼できる方法が無いため<ref name=Chinzei />年間の成長速度は不明。