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{{脚注の不足|date=2017年9月}}
[[ファイル:Waymo Chrysler Pacifica in Los Altos, 2017.jpg|サムネイル|265x265ピクセル|米[[Waymo]]の自動運転実証車。車両上部の黒いドームの中にLIDERが搭載されている。]]
[[File:Starfire_Optical_Range_-_sodium_laser.jpg|thumb|right|308x308px|[[スターファイア光学実験場]]([[:en:Starfire Optical Range|en]])において調整中の[[色素レーザー]]([[:en:Dye laser|en]])。'''LIDAR''' と [[レーザーガイド星]]([[:en:laser guide star|en]]) の実験のために用いられる。レーザーの波長は、大気上層の[[ナトリウム]]原子を励起させるのに最適な、ナトリウムの[[フラウンホーファー線]]の波長に設定されている。]]
'''LIDAR'''([[英語]]:Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging、「光検出と測距」ないし「[[レーザー]]画像検出と測距」)は、光を用いた[[リモートセンシング]]技術の一つで、[[パルス]]状に発光するレーザー照射に対する[[散乱]]光を測定し、遠距離にある対象までの距離やその対象の性質を分析するものである。日本語では'''ライダー'''、'''ライダ'''とカタカナ書きされることも多い。軍事領域ではしばしば[[アクロニム]] '''LADAR''' (Laser Detection and Ranging) が用いられる。
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== 応用 ==
[[ファイル:Waymo Chrysler Pacifica in Los Altos, 2017.jpg|サムネイル|265x265247x247ピクセル|米[[Waymo]]の自動運転実証車。車両上部の黒いドームの中にLIDERが搭載されている。]]
自動運転技術 - 条件付き自動運転であるレベル3や、ドライバーによる運転を前提としないレベル4~5の対応になると、高速道路や一般道路を安全に自律走行する機能が必要となる。そのため、センシングの冗長性を担保する理由で、カメラやミリ波レーダーに加えて、ライダーが採用される。 矢野経済研究所の発表によると2030年にはライダーの市場規模は4,959億円になると見込まれている。
 
地質学や地震学では、航空機搭載型ライダーとGPSを組み合わせ、[[断層]]や[[隆起と沈降|隆起・沈降]]に伴う[[地殻]]の変位を測定するのに極めて役立っている。このシステムを用いれば、地殻変動を樹木越しに測ることすらできる。[[ワシントン州|ワシントン]]の{{仮リンク|シアトル断層|en|Seattle Fault}}を発見したシステムとして有名になった。2004年の噴火によって発生した[[セント・ヘレンズ山]]の隆起の程度も、噴火前後のデータを比較するこ

とで示すことができた。
 
航空機/衛星搭載型ライダーシステムは[[氷河]]の観測にも役立っている。わずかな消長を測定することができる。[[アメリカ航空宇宙局]](NASA)の[[ICESat]]([[:en:ICESat|en]])には、この目的でライダーが搭載されている。