「右向け左!」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
29行目:
 
== あらすじ ==
主人公・坂田光男の恐い[[先輩]]である徳山は、[[恋人]]の純子の[[美容院]]開業資金300万円を稼ぐため[[陸上自衛隊]]に入隊する。徳山は光男に、自分が留守の間、純子に他の男が寄りつかないよう見張ることを命じた。「まかしといてください先輩!」と自信満々で引き受けた坂田だが元来いいかげんな性格で、酔った勢いで自分が純子に手を出してしまう。居直って純子と同棲する光男だが、純子の軽はずみな手紙で徳山に事態を勘づかれ、[[64式小銃]]を持って浮気の現場に乗り込んできた徳山に銃口を向けられ、殺されかける。狼狽した光男は命乞いの苦しまぎれに、自分が代わりに自衛隊に入って300万を稼ぐと口走り、かくして坂田光男の金も女も自由すらない自衛隊生活が始まった。
 
== 主な登場人物 ==
41行目:
: 終盤、坂田が純子のアパートに行ったのを密かに尾行するが、坂田は徳山と鉢合わせてしまい、殺されそうになったのを咄嗟に助け、一緒に駅に走って逃げた。帰りの列車の中で「これで分かったろう、おめえも。おめえと徳山とは、切っても切れねえ何かで繋がっちまってるんだよ」と坂田に忠告する。しかし、この時に乗りつけていた[[73式小型トラック]]をエンジンキーごと置いて来てしまい、それを徳山が拾った事で事態はとんでもない方向へと悪化していく。
; 徳山
: ヤクザそのものの風貌をした坂田の先輩。腕っぷしも異常に強く、並の人間ならばたちまち半殺しにする、常軌を逸した暴力の権化。性格も凶暴で短気な上、異常に嫉妬深く、喫茶店で近くの席から純子を見て「おい、いい女だな」「いいケツしてるな」と呟いたのを理由に、その2人を半殺しにしたほど。純子の美容院開業資金300万を稼ぐため自衛隊に入隊したが、坂田と純子の浮気に気づいて中途退職、[[64式小銃]]を持って浮気現場に踏み込み坂田を殺しかけるが、坂田が代わりに300万を稼ぐと言ったことと純子に「嘘つき」と泣かれたため辛うじて思いとどまる。愛車は[[ポルシェ]]。
: 終盤、坂田を見張るために山口が乗り付けていたジープを奪い取り、演習場に乗りこんで戦車を乗員ごとジャックして坂田を殺すべく復讐を開始し、ヤクザも交えた大乱戦を引き起こす。しかし独断で班の仲間たちから離れた坂田が「もうあんたの奴隷はこりごりなんだよ!」と無反動砲を持って挑んできたことに激昂した隙を突かれて暴力で従えた乗員に逃げられた。一対一の砲弾による決闘に持ち込んで、今度こそ坂田を亡き者にしようとするも失敗。戦車の砲塔も坂田の放った無反動砲の砲弾によって破壊され、敗北。戦車の砲弾は無反動砲の砲弾と交差したことで軌道がずれ、坂田は着弾の爆風こそ浴びたが、靴が脱げたのみで奇跡的に助かったた。
: その後、徳山の生死は明確にされず、「戦車ジャッカー依然行方不明」と新聞に載ったのみだった。